金属元素の試験を行う際に、試料に含まれる有機物や懸濁物質等を分解するために行われる前処理操作として、「JIS K 010…
化学分析概論及び濃度の計量 環濃 問20
金属元素の試験を行う際に、試料に含まれる有機物や懸濁物質等を分解するために行われる前処理操作として、「JIS K 0102 工場排水試験方法」および「JIS K 0102-3 工業用水・工場排水試験法-第3 部:金属」に規定されていないものを、次の中から一つ選べ。ただし、それぞれの試験項目において規定されている場合を除く。また、試料とは試験を行うために採取した水をいう。
- (1)塩酸による分解
- (2)硝酸による分解
- (3)過塩素酸による分解
- (4)硝酸と過塩素酸による分解
- (5)硝酸と硫酸による分解
正答 (3)
正答は (3)。過塩素酸だけによる分解は規定されていません。
JIS K 0102 の金属の試験の前処理(試料の分解)には、試料の性質(有機物や懸濁物質の量)に応じて、次のような方法があります。
・塩酸又は硝酸による分解
・硝酸と過塩素酸による分解
・硝酸と硫酸による分解
・マイクロ波による分解 など
有機物の多い試料ほど、酸化力の強い組合せを使います。過塩素酸は強い酸化力をもちますが、有機物が多いところへいきなり過塩素酸だけを加えて熱すると、激しく反応して爆発の危険があります。そのため、必ず先に硝酸で有機物をある程度分解してから過塩素酸を加え、過塩素酸を単独で使う分解は定められていません。
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【ほかの選択肢】
(1) 塩酸による分解 規定されています 誤り
(2) 硝酸による分解 規定されています 誤り
(4) 硝酸と過塩素酸による分解 規定されています 誤り
(5) 硝酸と硫酸による分解 規定されています 誤り
【ポイント】
過塩素酸を使うときは「硝酸が先、過塩素酸が後」です。
安全上の理由とあわせて覚えておきます。
出典:計量士 第76回(2025年12月実施)(経済産業省 公表試験問題)出典元ページ
最終更新日
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