ある室の中央に、音響出力1 mW のスピーカが設置されている。床、天井を含む室の総面積は100 m² であり、平均吸音率…

音響・振動概論及び音圧レベル・振動加速度レベルの計量 環音 問8

ある室の中央に、音響出力1 mW のスピーカが設置されている。床、天井を含む室の総面積は100 m² であり、平均吸音率は0.05 であった。このときの音圧レベルは何dB か。次の中から最も近い数値を一つ選べ。

正答 (4)
正答は (4)。約89 dB です。 室の中の音は、スピーカから直接届く直接音と、壁などで反射を繰り返した拡散音(残響音)からなります。この問いでは音源からの距離が与えられていないので、室内に一様に広がる拡散音の音圧レベルを求めます。 【音響パワーレベル】 基準の音響パワーは 10⁻¹² W です。 L_W = 10 log₁₀(1×10⁻³ ÷ 1×10⁻¹²) = 10 log₁₀10⁹ = 90 dB 【拡散音の音圧レベル】 室定数 R = Sα / (1 - α) を使うと
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R = 100 × 0.05 ÷ (1 - 0.05) = 5 ÷ 0.95 = 5.26 m² L_p = L_W + 10 log₁₀(4 / R) = 90 + 10 log₁₀(4 ÷ 5.26) = 90 + 10 log₁₀0.760 = 90 - 1.2 = 88.8 dB 吸音力 A = Sα = 5 m² を使う簡単な式でも L_p = 90 + 10 log₁₀(4 ÷ 5) = 90 - 1.0 = 89.0 dB どちらでも約 89 dB となり、(4) が正答です。 【ほかの選択肢】 (1) 83、(2) 85、(3) 87、(5) 91 計算に合いません 誤り 【ポイント】 吸音率が小さい(よく響く)室ほど、R が小さくなり、拡散音の音圧レベルは高くなります。

出典:計量士 第76回(2025年12月実施)(経済産業省 公表試験問題)出典元ページ

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