振動ピックアップに関する次の記述の中から、誤っているものを一つ選べ。…
音響・振動概論及び音圧レベル・振動加速度レベルの計量 環音 問20
振動ピックアップに関する次の記述の中から、誤っているものを一つ選べ。
- (1)振動ピックアップは、振動を検知し電気信号に変換する機能を持つ。
- (2)動電式の振動ピックアップは、磁界を横切るコイルに発生する起電力が速度に比例する、という原理を利用している。
- (3)振動数 10 kHz の振動を計測する際には、サーボ式のピックアップよりも圧電式のピックアップを用いるほうが望ましい。
- (4)圧電式の振動ピックアップには固有振動数がなく、周波数特性は平たんである。
- (5)振動ピックアップによって地表面の振動を正確に検知するには、地表面に対しできるだけ強固に設置するほうが望ましい。
正答 (4)
正答は (4)。圧電式の振動ピックアップにも固有振動数があります。
圧電式の振動ピックアップは、おもり(質量)を圧電素子に載せた構造で、振動の加速度に比例した力が圧電素子にかかり、電荷が生じます。これも質量とばね(圧電素子の弾性)からなる振動系なので、固有振動数(共振周波数)をもちます。固有振動数がとても高い(数十 kHz に及ぶものもある)ため、それより十分低い範囲で周波数特性が平たんになるのであって、「固有振動数がない」わけではありません。
【ほかの選択肢】
(1) 振動ピックアップは、振動を検知して電気信号に変える変換器です 正しい
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(2) 動電式は、磁界の中を動くコイルに速度に比例した起電力が生じる原理を使います 正しい
(3) サーボ式は低い周波数の測定に向き、高い周波数には追従できません。10 kHz の振動には、固有振動数の高い圧電式が適しています 正しい
(5) ピックアップと地面の間にがたつきや柔らかい物があると、その部分の共振で正しく測れません。堅い所にしっかり設置します 正しい
【ポイント】
ピックアップの使える周波数の上限は、取り付け方でも変わります。
取り付けが弱いと、取り付け部の共振で上限が下がります。
出典:計量士 第76回(2025年12月実施)(経済産業省 公表試験問題)出典元ページ
最終更新日
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