移動式クレーンのフロントアタッチメントに関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。…
移動式クレーンに関する知識 第3問
移動式クレーンのフロントアタッチメントに関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
- (1)箱形構造ジブの伸縮方式としては、2段目、3段目、4段目と順次に伸縮する方式と、各段が同時に伸縮する方式がある。
- (2)ペンダントロープは、ジブ上端と上部ブライドルをつなぐワイヤロープである。
- (3)補助ジブのうち取付角(オフセット)を油圧シリンダなどにより無段階に設定できる構造のジブをラッフィングジブという。
- (4)リフティングマグネットは、電磁石を応用したつり具で、金、銀、銅、アルミニウムなど、あらゆる金属を引きつけることができるので、スクラップなどの荷役に用いられる。
- (5)グラブバケットは、ばら物の荷をつかむ装置で、複索式二線型にはタグラインを備えることが多い。
正答 (4)
正答は (4)。これが誤りです。
リフティングマグネットは電磁石を応用したつり具ですが、「あらゆる金属を引きつける」ことはできません。引きつけられるのは鉄など、磁石に付く金属に限られます。
選択肢に挙げられた金、銀、銅、アルミニウムは、いずれも磁石に付きません。アルミ缶が磁石に付かないことを思い出せば判断できます。
スクラップの荷役に使われるのは、その多くが鉄スクラップだからです。むしろ鉄だけを選んで拾い上げられることが、この装置の利点です。
(1)(2)(3)(5)はいずれも正しい記述です。
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(5) 複索式二線型のグラブバケットにはタグラインを備えることが多いのは事実です。ただしタグラインは振れ止めのためのもので、バケットの開閉は開閉ロープで行います。「開閉を行うためのタグライン」という書き方が出てきたら誤りです
フロントアタッチメントの要点
ジブの材料 高張力鋼(強度確保と軽量化)
トラス構造ジブ 上部ジブと下部ジブの間に継ぎジブを入れて長さを調整
箱形構造ジブ 順次伸縮する方式と、各段が同時に伸縮する方式の両方がある。
「必ず順番に」と限定していれば誤り
ラッフィングジブ
補助ジブのうち、取付角(オフセット)を油圧シリンダなどで無段階に設定できるもの。
「ジブの伸縮を無段階に」ではない。
ラッフィング(luffing)は起伏の意味です
ペンダントロープ
ジブ上端と上部ブライドルをつなぐ。
「両ブライドルを接続する」のはジブ起伏用ワイヤロープ
ジブバックストップ
ジブが後方へ倒れるのを防ぐ支柱。トラス構造ジブに装備
フックブロック 巻上用ワイヤロープの掛け数を変えて定格荷重を使い分ける
ものがある
グラブバケット ばら物をつかむ。複索式では開閉ロープで開閉する。
タグラインは振れ止め・向き決めのためのもので、開閉のための装置ではない
リフティングマグネット
電磁石。引きつけられるのは鉄などに限られる。
金、銀、銅、アルミニウムは磁石に付かない
「グラブバケットの開閉を行うためのタグラインが必要」は毎回のように出る誤りです。
出典:移動式クレーンの構造に関する一般的な技術知識
出典:移動式クレーン運転士 2025年上半期実施分(2025年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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