クローラクレーンに関する記述として、適切なものは次のうちどれか。…
移動式クレーンに関する知識 第4問
クローラクレーンに関する記述として、適切なものは次のうちどれか。
- (1)クローラクレーン用下部走行体は、走行フレームの前方に起動輪、後方に遊動輪を配置してクローラベルトを巻いたもので、起動輪を動力で回転させて走行する。
- (2)鋳鋼又は鍛鋼製のクローラベルトには、シューをリンクにボルトで取り付ける一体型と、シューをピンでつなぎ合わせる組立型がある。
- (3)クローラクレーン用下部走行体の起動輪の軸中心から遊動輪の軸中心までの距離をクローラ中心距離といい、この距離が長いほど左右の安定が良いため、クローラクレーンは、一般に、クローラ中心距離を長くすることができる構造になっている。
- (4)平均接地圧(kPa又はkN/m²)は、一般に、全装備質量(t)に9.8(m/s²)を掛けた数値を、クローラベルトの総面積(m²)で割ったもので表される。
- (5)クローラベルトのシューには、幅の広いものと狭いものがあり、シューを取り換えることにより接地圧を変えることができる。
正答 (5)
正答は (5)。これが適切です。
クローラベルトのシューには幅の広いものと狭いものがあり、シューを取り換えることにより接地圧を変えることができます。
幅を広げれば接地面積が増え、平均接地圧が下がります。軟弱地盤で沈まないようにするためです。
【ほかの選択肢の誤り】
(1) 走行フレームの前方に遊動輪、後方に起動輪を配置する。
設問は逆
(2) 一体型と組立型が入れ替わっている。シューをピンでつなぎ
合わせるのが一体型、シューをリンクにボルトで取り付けるのが組立型
(3) 起動輪の軸中心から遊動輪の軸中心までの距離は接地長。
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クローラ中心距離は、左右のクローラの中心間の距離
(4) 平均接地圧は、クローラベルトの接地する総面積で割る。
ベルト全体の面積ではない
【平均接地圧の求め方】
平均接地圧 = 全装備質量(t)× 9.8 ÷ 接地する総面積(m²)
地面に触れている部分だけが、実際に地面を押しています。ベルトの上側や遊動輪に巻かれた部分は、地面を押していません。
【接地長とクローラ中心距離】
接地長 前後の安定に効く
クローラ中心距離 左右の安定に効く
クローラクレーンの安定は、この二つで決まります。
【起動輪を後方に置くわけ】
前進するとき、クローラベルトの張り側が下(接地側)になる
出典:移動式クレーン運転士 2025年上半期実施分(2025年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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