マグネト点火系統に関する説明で(A)~(D)のうち正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。…

ピストン発動機 第11問

マグネト点火系統に関する説明で(A)~(D)のうち正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。(A)マグネトはバッテリからの一定電圧を用いてブレーカ・ポイントの開閉により高圧の交流電流を作り出す。(B)常用回転範囲ではエンジンの回転数に関係なく発生電圧は一定である。(C)マグネトをエンジンに装着する際は特定のシリンダのスパーク・アドバンス位置とE ギャップ位置が一致するように調整する必要がある。(D)マグネト・ハウジングは内部でのフラッシュ・オーバーを予防するため、外気との通気を遮断し密閉されている必要がある。

正答 (1)
正答は (1)。正しいのは(C)の一つです。 (A)誤り。マグネトは、回転する永久磁石とコイルで自ら電気を起こす発電機の一種で、バッテリの電源は使いません。ブレーカ・ポイントで一次電流を断続し、二次コイルに高電圧を起こします。(B)誤り。マグネトの発生電圧は回転数に影響され、回転数が高いほど高くなります。回転数に関係なく一定ではありません。(C)正しい。マグネトをエンジンに取り付けるときは、特定のシリンダ(ふつう第1シリンダ)を圧縮上死点前の点火位置(スパーク・アドバンス位置)に合わせ、マグネトの内部をEギャップ位置にして取り付けます。両者が一致して初めて正しい時期に点火されます。(D)誤り。マグネトの内部では火花によってオゾンや湿気がたまり、絶縁を劣化させてフラッシュ・オーバーの原因になります。そのため一般のマグネトはハウジングに通気孔を設けて換気しています(高い高度で使うものは加圧式にすることがあります)。密閉する必要はありません。
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【Eギャップ】 Eギャップは、マグネトの回転磁石が中立位置から少し過ぎて、一次電流が最大となる角度のことです。この位置でブレーカ・ポイントが開くと、最も強い火花が得られます。

出典:令和5年7月期 航空従事者学科試験 二等航空整備士(回転翼) ピストン発動機 問11(国土交通省 公表)出典元ページ

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