32 歳の男性。右上肢の筋力低下を訴えて受診し、理学療法が開始された。筋力を評価するために、右上肢を前方挙上して壁を押さ…

午前 第9問

32 歳の男性。右上肢の筋力低下を訴えて受診し、理学療法が開始された。筋力を評価するために、右上肢を前方挙上して壁を押させた時の様子を図に示す。その結果、右肩甲骨の内側縁全体が胸郭から離れる現象が認められた。筋力低下が最も疑われる筋はどれか。

理学療法士 2025年(令和7年) 第9問の図
正答 (4)
正答は (4)。前鋸筋の筋力低下が最も疑われます。 【図の見方】 上肢を前方に挙げて壁を押すと、右の肩甲骨の内側縁が胸郭から浮き上がっています。これが翼状肩甲です。 前鋸筋は肩甲骨を胸郭に押し付けながら外転・上方回旋させる筋です。壁を押すときには前鋸筋が肩甲骨を胸郭に固定するため、筋力が落ちると内側縁全体が浮き上がります。支配神経は長胸神経(C5〜C7)で、この神経の麻痺でもよく起こります。 【ほかの選択肢】 (1) 棘下筋  肩関節外旋。翼状肩甲の主因ではない 誤り (2) 肩甲下筋 肩関節内旋 誤り
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(3) 広背筋  肩関節の伸展・内転・内旋 誤り (5) 大円筋  肩関節の伸展・内転・内旋 誤り 【見分け方】 僧帽筋の麻痺(副神経麻痺)でも肩甲骨は浮きますが、肩甲骨が下がって外側へずれ、外転時に目立つのが特徴です。 前方挙上で壁を押したときに内側縁全体が浮く、と書かれていれば前鋸筋と考えます。

出典:2025年(令和7年) 理学療法士国家試験 問9(厚生労働省 公表)出典元ページ

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