次の記述は、同軸ケーブルと方形導波管の一般的な特徴について述べたものである。このうち誤っているものを下の番号から選べ。…
無線工学A 無線工学A 〔6〕
次の記述は、同軸ケーブルと方形導波管の一般的な特徴について述べたものである。このうち誤っているものを下の番号から選べ。
- (1)同軸ケーブルの基本モードは、TEMモードである。
- (2)同軸ケーブルは、低い周波数の使用制限はないが、高い周波数には制限がある。
- (3)同軸ケーブルは、使用周波数が高くなると導体損と誘電損がともに減少する。
- (4)方形導波管の管内波長は、自由空間の波長よりも長い。
- (5)方形導波管は、遮断周波数以下の周波数の電磁波は伝送できない。
正答 (3)
正答は (3)。これが誤りです。
【結論】
同軸ケーブルの損失は、使用周波数が高くなるほど大きくなります。導体損は表皮効果で電流が導体の表面に集まり、実効的な抵抗が増えるため増加します(およそ周波数の平方根に比例)。誘電損も周波数にほぼ比例して増加します。「ともに減少する」は誤りです。
【正しい選択肢】
(1) 同軸ケーブルの基本モードは、電界も磁界も進行方向の成分をもたない TEM モードです
(2) TEM モードには遮断周波数が無いので、低い周波数でも使えます。高い周波数では損失が増え、さらに高次のモードが生じるため、使える上限があります
解説の続きをみる続きを閉じる
(4) 方形導波管の管内波長 λg は、自由空間の波長を λ、遮断波長を λc とすると、λg=λ/√(1-(λ/λc)²)で、λ より長くなります
(5) 方形導波管は遮断周波数より低い周波数の電磁波を伝送できません。高域フィルタのような性質をもちます
【覚え方】
同軸ケーブルは「下は制限なし・上は損失で制限」、導波管は「下は遮断周波数で制限」です。損失はどちらも周波数が高いほど問題になります。
出典:2026年(令和8年)2月期 第一級陸上特殊無線技士 無線工学A 〔6〕(公益財団法人日本無線協会 公表)出典元ページ
最終更新日
「無線工学A」のほかの問題
- 2025年(令和7年)10月期 無線工学A 〔5〕次の記述は、半導体及び半導体素子について述べたものである。このうち正しいものを下の番号か
- 2025年(令和7年)10月期 無線工学A 〔17〕次の記述は、アダプティブアレーアンテナ(Adaptive Array Antenna)の
- 2026年(令和8年)6月期 無線工学A 〔4〕次の記述は、デシベルを用いた計算について述べたものである。このうち正しいものを下の番号か
- 2026年(令和8年)6月期 無線工学A 〔16〕パルスレーダーにおいて、最小探知距離が75〔m〕であった。このときの送信パルス幅の値とし
- 2026年(令和8年)10月期 無線工学A 〔2〕次の記述は、デジタル伝送方式における標本化定理について述べたものである。[ ]内に入れ
- 2026年(令和8年)10月期 無線工学A 〔13〕次の記述は、無線LAN や携帯電話などで用いられるMIMO(Multiple Input
スポンサーリンク

