33 歳の男性。交通事故で完全頸髄損傷(C7 頸髄節まで機能残存)を受傷した。受傷後2 か月が経過し、全身状態は良好でA…
午前 第8問
33 歳の男性。交通事故で完全頸髄損傷(C7 頸髄節まで機能残存)を受傷した。受傷後2 か月が経過し、全身状態は良好でADL の拡大が図られている。排泄については核上型神経因性膀胱と診断され、自排尿が困難である。この患者の排尿管理として適切なのはどれか。
- (1)圧迫排尿
- (2)骨盤底筋訓練
- (3)自己導尿
- (4)尿道カテーテル留置
- (5)膀胱瘻の造設
正答 (3)
正答は (3)。自己導尿(清潔間欠導尿)です。
核上型(上位運動ニューロン型)の神経因性膀胱では、膀胱が反射的に収縮しても括約筋がうまく緩まず、十分に排尿できません。残尿は感染や腎臓の障害の原因になります。C7 まで機能が残る頸髄損傷では、手指の機能は十分ではないものの、自助具などを使って自分で導尿できることが多い水準です。受傷後2か月で全身状態も良好なので、自己導尿の獲得を目指すのが適切です。
【ほかの選択肢】
(1) 圧迫排尿(下腹部を押して出す)は、括約筋が緩まない核上型では膀胱内の圧が上がり、腎臓への逆流などの危険がある 誤り
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(2) 骨盤底筋訓練は、腹圧性尿失禁など括約筋の力が弱い場合に行う 誤り
(4) 尿道カテーテルの留置は感染などの合併症が多く、自己導尿ができる人の長期の管理には勧められない 誤り
(5) 膀胱瘻は、導尿が難しい場合などに検討する方法で、第一の選択ではない 誤り
出典:2023年(令和5年) 作業療法士国家試験 問8(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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