63 歳の女性。うつ病。元来、働き者で、園芸や裁縫を楽しんでいた。定年退職し、子どもの独立、親の死が続いたころから、趣味…
午後 第14問
63 歳の女性。うつ病。元来、働き者で、園芸や裁縫を楽しんでいた。定年退職し、子どもの独立、親の死が続いたころから、趣味や家事をする気力がなくなり、不眠と強い倦怠感を訴え、入院した。薬物療法により症状が軽快し、1 か月後には病棟内ADL はほぼ自立したため作業療法が開始された。作業療法の初期評価で最も適切なのはどれか。
- (1)独力で調理ができるかどうかを評価する。
- (2)主観的疲労度を頻繁に聞いて確認する。
- (3)裁縫での作業遂行の様子を観察する。
- (4)集団活動での行動特性を観察する。
- (5)日中の過ごし方の情報を得る。
正答 (5)
正答は (5)。日中の過ごし方の情報を得ます。
うつ病が薬物療法で軽快しつつある回復期の前半です。病棟内の ADL は自立していますが、気力や体力はまだ十分に戻っていません。初期評価では、本人に負担をかけない方法で、日中にどう過ごしているか(活動と休息のバランス、興味をもてることがあるか)を、本人や病棟から聞き取るのが適切です。
【ほかの選択肢】
(1) 独力での調理は負荷が大きく、できないことが失敗体験になりかねない 誤り
(2) 疲労度を頻繁に聞くと、それ自体が負担になり、不調に意識が向きやすくなる 誤り
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(3) かつての趣味の裁縫を行うと、以前のようにできないことで自信を失うおそれがある。初期評価では急がない 誤り
(4) 集団活動は刺激が多く、この時期にはまだ負担が大きい 誤り
出典:2023年(令和5年) 作業療法士国家試験 問14(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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