35 歳の男性。強迫性障害。中学生のころから洗浄強迫と確認癖があり、高校へ進学したが不登校が続き退学した。アルバイトに短…
午前 第16問
35 歳の男性。強迫性障害。中学生のころから洗浄強迫と確認癖があり、高校へ進学したが不登校が続き退学した。アルバイトに短期間従事したことがあるが未就労である。症状悪化のため半年前から精神科病院に入院し、家庭復帰を目的として作業療法を開始した。作業療法開始2 か月目に「完全な作品ができない」と訴え、症状が増悪してきた。作業療法士の対応として最も適切なのはどれか。
- (1)作業種目を変更する。
- (2)作業療法を中止する。
- (3)訴えを聞き、経過をみる。
- (4)担当作業療法士を交代する。
- (5)できている部分に患者の注意を向ける。
正答 (5)
正答は (5)。できている部分に患者の注意を向けます。
強迫性障害の人は、完全さへのこだわりが強く、小さな欠点が気になって「完全な作品ができない」と悩みがちです。作品の全体のうち、できている部分に目を向けてもらい、「完全でなくてもよい」という体験を積むことで、こだわりを和らげ、作業を続ける力を支えます。
【ほかの選択肢】
(1) 作業種目を変えても、完全さへのこだわりは別の作業で同じように出やすい 誤り
(2) 中止すると、家庭復帰に向けた体験の場が失われる 誤り
(3) 聞くだけで経過をみると、症状の悪化に対して何も働きかけないことになる 誤り
(4) 担当者の交代は、こだわりへの対応にならない 誤り
出典:2023年(令和5年) 作業療法士国家試験 問16(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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