34 歳の女性。統合失調症。大学卒業後に就職したが、すぐに退職し、精神科デイケアに通所しながら就労移行支援事業所を利用す…
午後 第20問
34 歳の女性。統合失調症。大学卒業後に就職したが、すぐに退職し、精神科デイケアに通所しながら就労移行支援事業所を利用することになった。IPS による就労移行支援を2 年間利用後にケーキ屋に就職した。しかし注意・集中力の低下により、商品名を覚えるのが困難で1 年で退職し、精神科デイケアの作業療法士に「一般就労をしたい」と相談した。患者への提案で最も適切なのはどれか。
- (1)就労定着支援の利用を勧める。
- (2)休息を目的とした入院を勧める。
- (3)一般就労をあきらめるように伝える。
- (4)就労継続支援A 型事業所を紹介する。
- (5)認知機能の改善を目指したプログラムへの参加を勧める。
正答 (5)
正答は (5)。認知機能の改善を目指したプログラムへの参加を勧めるのが最も適切です。
この患者は、IPS による支援で就職でき、本人にも一般就労を続けたい気持ちがあります。退職の理由は、注意・集中力の低下で商品名を覚えられなかったことで、統合失調症の認知機能障害が働き続けることの妨げになっています。認知機能リハビリテーション(認知矯正療法)は、こうした認知機能の改善を目指し、就労支援と組み合わせると就労の成果が上がりやすいとされています。
【ほかの選択肢】
(1) 就労定着支援は、就職して働いている人が対象。いまは退職している 誤り
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(2) 精神症状の悪化はなく、入院の理由がない 誤り
(3) 本人の一般就労の希望を否定することになる 誤り
(4) A 型事業所は福祉的就労で、一般就労をしたいという本人の希望と違う 誤り
出典:2024年(令和6年) 作業療法士国家試験 問20(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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