次のうち,バイオサイコソーシャルモデルの視点でBワーカーが着目したこととして,適切なものを1 つ選びなさい。…
精神保健福祉相談援助の基盤 第33問
〔事例〕精神科クリニックで働くB精神保健福祉士(以下「Bワーカー」という。)は,中学の養護教諭からの紹介で,嫌なことがあるとリストカットするというCさん(15 歳,女性)のインテーク面接を行った。当日母親が付き添っていたが,はじめにCさんから話を聞いた。Bワーカーがバイオサイコソーシャルモデルにのっとって話を聞く中で,Cさんはクラスの誰とも付き合いがなく,休み時間も机に伏していることや,摂食障害の傾向もあることが分かってきた。親については,「父親はいつも酔っている。母親は怒ってばかりなので何も話していない。今日も理由が何か分からずに来ている」と言う。BワーカーはCさんが話してくれたことをねぎらい,医師の診察につなげた。次のうち,バイオサイコソーシャルモデルの視点でBワーカーが着目したこととして,適切なものを1 つ選びなさい。
- (1)問題を親には言わずに抱えてきたCさんの強さ
- (2)自傷行為や摂食障害に見られるCさんの病理
- (3)学校でも家でも孤立し無力化しているCさんの状態
- (4)母親が怒ってばかりの家庭に育ってきたというCさんの物語
- (5)Cさんの心身の状態と学校や家庭での状態との相互関連性
正答 (5)
正答は (5)。適切なのはこれです。
バイオサイコソーシャルモデル(生物・心理・社会モデル)は、エンゲルが提唱した、人の健康や問題を、身体(生物)・心理・社会の各側面が互いに影響し合うものとして捉える考え方です。Bワーカーは、リストカットや摂食障害の傾向(身体・心理)と、クラスでの孤立や家庭の状況(社会)を合わせて聞き取っており、それらの相互の関連に着目しています。
【ほかの選択肢】
(1) 本人の強さに着目するのは、ストレングスの視点です。 誤り
(2) 病理に着目するのは医学モデルの視点で、生物・心理・社会の
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相互関連を捉えるものではありません。 誤り
(3) 孤立し力を奪われた状態に着目するのは、エンパワメントの
視点です。 誤り
(4) 本人が語る物語に着目するのは、ナラティブの視点です。 誤り
出典:精神保健福祉士国家試験 第26回(令和5年度)(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター 公表試験問題)出典元ページ
最終更新日
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