次のうち,Bワーカーが受けたスーパービジョンの効果として,適切なものを1 つ選びなさい。…

精神保健福祉相談援助の基盤 第34問

〔事例〕精神科クリニックで働くB精神保健福祉士(以下「Bワーカー」という。)は,中学の養護教諭からの紹介で,嫌なことがあるとリストカットするというCさん(15 歳,女性)のインテーク面接を行った。当日母親が付き添っていたが,はじめにCさんから話を聞いた。Bワーカーがバイオサイコソーシャルモデルにのっとって話を聞く中で,Cさんはクラスの誰とも付き合いがなく,休み時間も机に伏していることや,摂食障害の傾向もあることが分かってきた。親については,「父親はいつも酔っている。母親は怒ってばかりなので何も話していない。今日も理由が何か分からずに来ている」と言う。BワーカーはCさんが話してくれたことをねぎらい,医師の診察につなげた。診察後,医師とBワーカーは,Cさんにことわって,母親に状況を話した。母親は驚き,「夫のことで頭が一杯で気が付かなかった。夫は毎晩深酒しては,Cの成績や反抗的態度について私を責めるんです。だからついCには厳しくしてしまって。Cが身体を傷つけたり,無理に食べて吐いたりするのをすぐにやめさせます」と言う。Bワーカーは,「急いでCさんの行動をやめさせようとせず,まずCさんの思いを聞きましょう」と伝えた。Cさんの通院が始まり,Bワーカーは,母親に対してCさんへの対応を話し合うだけでよいのか気になったため,職能団体が実施するスーパービジョンを受けた。スーパーバイザーからは家族をシステムとして理解すること,母親もクライエントであるという視点をもつこと等の助言を得た。Bワーカーは母親のニーズと共に,親子3 人の関係性からCさんの問題を考え始めた。次のうち,Bワーカーが受けたスーパービジョンの効果として,適切なものを1 つ選びなさい。

正答 (2)
正答は (2)。適切なのはこれです。 Bワーカーは、スーパーバイザーから「家族をシステムとして理解すること」「母親もクライエントであるという視点」の助言を受け、母親のニーズと、親子3人の関係性からCさんの問題を考え始めました。Cさん個人だけでなく家族全体を捉える視点が加わり、問題の見立て(アセスメント)が深まっています。これは教育的な機能による、アセスメント能力の向上です。 【ほかの選択肢】 (1) 業務の枠組みの明確化は、管理的な機能による効果です。 事例では業務の範囲は話題になっていません。 誤り
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(3) Bワーカー自身の個人的な課題についての気づきは、 事例には書かれていません。 誤り (4) バーンアウトの防止は、支持的な機能による効果です。 Bワーカーが疲れ果てている様子は書かれていません。 誤り (5) 業務の遂行状況の明確化も、管理的な機能に関わる効果です。 誤り 【関連する知識】 スーパービジョンの機能は、管理的機能・教育的機能・支持的機能の3つに整理されます。

出典:精神保健福祉士国家試験 第26回(令和5年度)(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター 公表試験問題)出典元ページ

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