次の記述のうち,この時点でG精神保健福祉士がW社に対して行うこととして,最も適切なものを1 つ選びなさい。…

精神保健福祉の理論と相談援助の展開 第56問

〔事例〕Eさん(19 歳,男性)は,高校2 年時に自閉スペクトラム症と診断された。3 年時に就職活動を行ったが,面接で質問に適切に答えられないことや,ゲームに熱中して寝坊し面接に間に合わないことが何度もあり,不採用が続いた。度重なる不採用の連絡と就職活動の指導によるストレスでうつ状態となり,就職活動を中止したまま卒業した。1 年後,Eさんは主治医から就職活動再開を提案され,通院先のF精神保健福祉士と面談した。F精神保健福祉士は,Eさんには一度見たものを正確に覚える,集中力があるという強みがある一方,高校時代からの課題に加え,自分から相談することは苦手なことが分かった。Eさんは配慮してくれる会社で働くことを希望したため,F精神保健福祉士は精神障害者保健福祉手帳の取得を支援した。そして,V就労移行支援事業所をEさんに紹介し,利用できるよう支援した。V就労移行支援事業所のG精神保健福祉士は,Eさんの訓練の様子を見て,地域のイベントで顔見知りになったW社の社長が頭に浮かんだ。そこで,W社に雇用の可能性について問い合わせたところ,「Eさんに合った仕事があるか分からない」とのことであった。次の記述のうち,この時点でG精神保健福祉士がW社に対して行うこととして,最も適切なものを1 つ選びなさい。

正答 (1)
正答は (1)。最も適切なのはこれです。 W社は「Eさんに合った仕事があるか分からない」と答えています。まず支援者自身がW社の仕事を見学・体験し、どのような仕事があり、どの作業がEさんの強み(一度見たものを正確に覚える、集中力がある)を生かせるかを把握することが、この時点で最も適切です。仕事の内容を知ってこそ、具体的な提案ができます。 【ほかの選択肢】 (2) 就労移行支援の制度の説明は、W社の「合う仕事があるか 分からない」という疑問への答えになりません。 誤り (3) Eさんの特性を詳しく伝えるには、本人の同意が必要です。
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また、仕事探しを会社に任せるより、支援者が仕事を把握して提案する方が適切です。 誤り (4) 助成金の説明は、合う仕事があるかという課題を解決しません。 誤り (5) 合う仕事があるか分からない段階で面接を求めても、 雇用の判断は難しいと考えられます。 誤り

出典:精神保健福祉士国家試験 第26回(令和5年度)(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター 公表試験問題)出典元ページ

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