地域活動支援センターで精神保健福祉士の実習を行っている学生Aさんは,利用者Bさんとの関係形成を進めている。Bさんから「友…
ソーシャルワークの理論と方法(専門) 第28問
地域活動支援センターで精神保健福祉士の実習を行っている学生Aさんは,利用者Bさんとの関係形成を進めている。Bさんから「友人ができなくて寂しい」と聞き,自分もそのような経験があって悩んだことを自己開示した。その日の実習を終え,帰り支度をしていると,Bさんから声を掛けられ「私と似たような経験をしているAさんなら,私のことを分かってくれる。友達になってほしい」と言われた。AさんはBさんから信頼されているのだと思い「実習中ならいいですよ」と答えた。次の日,Bさんから「今日から友達ね」と声を掛けられた。Aさんは昨日の対応で良かったのか心配になり,実習指導者のC精神保健福祉士に相談すると「専門的援助関係について,改めて考えていきましょう」と指導を受けた。次のうち,C精神保健福祉士がAさんに指導した内容として,適切なものを1 つ選びなさい。
- (1)パターナリズム
- (2)非審判的態度
- (3)バウンダリー
- (4)ナチュラルサポート
- (5)役割拘束
正答 (3)
正答は (3)。適切なのはこれです。
バウンダリーは、援助者と利用者の間に保つべき境界のことです。専門的援助関係は、利用者のための意図的な関係であり、友人関係とは違います。実習生のAさんは、自己開示をきっかけにBさんから「友達になってほしい」と言われ、「実習中ならいいですよ」と受け入れてしまいました。C精神保健福祉士は、援助関係の境界をどう保つかを考えるよう指導しています。
【ほかの選択肢】
(1) パターナリズムは、本人のためと考えて、本人の意思にかかわらず
専門職が判断し介入することです。 誤り
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(2) 非審判的態度は、利用者の言動を善悪で裁かない態度です。
事例の課題は、援助関係と友人関係の区別です。 誤り
(4) ナチュラルサポートは、職場の同僚など身近な人による自然な
支援です。 誤り
(5) 役割拘束は、ある役割にとらわれて行動が制約されることで、
専門的援助関係について指導する内容ではありません。 誤り
出典:精神保健福祉士国家試験 第27回(令和6年度)(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター 公表試験問題)出典元ページ
最終更新日
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