次の記述のうち,E精神保健福祉士が提案したサービスに関する説明として,正しいものを1 つ選びなさい。…

精神保健福祉制度論 第48問

〔事例〕Aさん(40 歳,男性)はB県C市に在住し,5 年前に父親の会社を継ぎ,Aさんを含む社員5 名で製造業を営んでいた。Aさんは独身できょうだいはおらず,両親は既に亡くなっていて交流のある親戚もいない。Aさんは真面目な性格で朝から晩まで仕事をするも,不況のあおりを受けて近年は赤字続きで,自分のせいで会社が潰れてしまうと悩んでいた。最近では食事量が減って,見るからにやつれたAさんの状況を見て社員はとても心配していた。さらに「死んでしまいたい」という発言も多くみられるようになり,社員は精神科受診を勧めた。Aさんは当初受診を拒否していたが,社員らに連れられて渋々D精神科病院を受診した。精神保健指定医である医師は入院治療の必要性を認めたが,Aさんは頑なに入院を拒否した。身寄りもないことからC市長同意による入院の手続が行われた。「精神保健福祉法」に基づきD精神科病院の管理者から選任されたE精神保健福祉士はAさんに自己紹介をして,今後のことなどについて丁寧な説明を行った。その後もE精神保健福祉士はAさんとの面談を定期的に行うなど支援を継続した。Aさんの経過は良好で3 か月後には症状は安定していた。主治医からも退院可能であると判断がなされたため,E精神保健福祉士はAさんの退院支援委員会開催の準備を行った。落ち着いてきたAさんは「会社の経営が厳しいので,医療費の負担を少しでも軽くしたい」と面談の中で話した。そこでE精神保健福祉士は,Aさんの退院後の精神科の通院医療費の負担軽減のために,「障害者総合支援法」に規定されているサービス利用を提案したところ,Aさんも是非利用したいと述べた。次の記述のうち,E精神保健福祉士が提案したサービスに関する説明として,正しいものを1 つ選びなさい。

正答 (2)
正答は (2)。正しいのはこれです。 精神科の通院医療費の負担を軽くする障害者総合支援法のサービスは、自立支援医療(精神通院医療)です。通院による精神医療の医療費の自己負担が原則1割に軽減され、所得に応じた月額の上限額が設けられます。申請の窓口は、居住地の市町村です(判定は精神保健福祉センター、支給認定は都道府県・指定都市)。 【ほかの選択肢】 (1) 自立支援医療の利用に、障害支援区分の認定は必要ありません。 誤り (3) 精神通院医療は、通院による医療が対象で、入院医療費は対象に なりません。 誤り
解説の続きをみる続きを閉じる
(4) 受給者証の有効期間は1年で、更新できます。6か月が限度では ありません。 誤り (5) 自己負担の上限額は、世帯の所得に応じて区分されており、 同じではありません。 誤り

出典:精神保健福祉士国家試験 第27回(令和6年度)(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター 公表試験問題)出典元ページ

最終更新日

この回を通しで解く この分野を年度横断で解く

「精神保健福祉制度論」のほかの問題

  1. 第28回(令和7年度) 第48問次のうち,B精神保健福祉士がAさんに紹介したサービスとして,正しいものを1 つ選びなさい
  2. 第28回(令和7年度) 第43問精神医療審査会に関する次の記述のうち,正しいものを1 つ選びなさい。
  3. 第28回(令和7年度) 第44問次の記述のうち,「障害者総合支援法」に基づく宿泊型自立訓練に関するものとして,正しいもの
  4. 第28回(令和7年度) 第45問障害基礎年金に関する次の記述のうち,正しいものを1 つ選びなさい。
  5. 第28回(令和7年度) 第46問この時点の入院形態に関する次の記述のうち,正しいものを1 つ選びなさい。
  6. 第28回(令和7年度) 第47問次の記述のうち,B精神保健福祉士が提案したサービスに関する説明として,正しいものを1 つ

問題文・解答の修正依頼

スポンサーリンク