2 週間前に3 度目の入院をしてきたアルコール依存症のAさん(35 歳,男性)が,依存症病棟に勤務するB精神保健福祉士に…

精神障害リハビリテーション論 第39問

2 週間前に3 度目の入院をしてきたアルコール依存症のAさん(35 歳,男性)が,依存症病棟に勤務するB精神保健福祉士に「昨日の依存症プログラムに参加して,今度こそは断酒を頑張ってみようと思っている。今まで仕事のストレスを紛らわすために飲酒を繰り返し,仕事にも支障が出て,何度も会社から注意を受けたがやめられなくて,結局解雇されてしまった。本当に情けない。これまで何度も断酒しようとしては失敗しているから,自分には断酒できないのではないかと不安になる。こんな自分を妻はいつも心配し見守ってくれているが,これ以上妻に心配や迷惑をかけたくない。だから,今度こそは」と話した。そこで後日,B精神保健福祉士は,Aさんの断酒に向けた動機を強化するための面接を行うことにした。次の記述のうち,面接での対応として,適切なものを1 つ選びなさい。

正答 (1)
正答は (1)。適切なのはこれです。 Aさんは「今度こそは断酒を頑張りたい」と思う一方で、「自分には断酒できないのではないか」と不安を抱いています。断酒への動機を強めるには、動機づけ面接のように、本人自身の価値や目標に目を向け、変わりたいという気持ちを引き出すことが有効です。Aさんは、見守ってくれる妻にこれ以上心配をかけたくないと話しています。断酒できた後の妻との生活を思い描いてもらうことは、Aさんにとっての断酒の意味を確かにし、動機を強めます。 【ほかの選択肢】 (2) 「見放されるかもしれない」と脅すような助言は、恐れや抵抗を
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生み、動機を高めることにつながりにくい関わりです。 誤り (3) 失敗の経験を並べて可視化すると、すでに「情けない」と感じて いるAさんの自信をさらに失わせるおそれがあります。 誤り (4) 就職活動の準備は、断酒への動機を強める面接の目的から 外れます。 誤り (5) 飲みたくなったときの対処を提案するのは、再飲酒を防ぐ技法で、 動機を強める面接とは目的が違います。 誤り

出典:精神保健福祉士国家試験 第28回(令和7年度)(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター 公表試験問題)出典元ページ

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