事例を読んで,国際生活機能分類(ICF)のモデルに基づく記述として,最も適切なものを1 つ選びなさい。…
人体の構造と機能及び疾病 第2問
事例を読んで,国際生活機能分類(ICF)のモデルに基づく記述として,最も適切なものを1 つ選びなさい。〔事 例〕Aさん(78 歳,男性)は脳梗塞を発症し左片麻痺となった。室内は手すりを伝って歩いている。外出時は車いすが必要で,近隣に住む長女が車いすを押して買物に出かけている。週1 回のデイサービスでのレクリエーションに参加するのを楽しみにしている。
- (1)年齢,性別は「心身機能」に分類される。
- (2)左片麻痺は「個人因子」に分類される。
- (3)手すりに伝って歩くことは「活動」に分類される。
- (4)近隣に長女が住んでいるのは「参加」に分類される。
- (5)デイサービスの利用は「環境因子」に分類される。
正答 (3)
正答は (3)。最も適切なのはこれです。
ICF(国際生活機能分類)は、生活機能を「心身機能・身体構造」「活動」「参加」の3つに分け、背景因子として「環境因子」と「個人因子」を置くモデルです。事例の「室内は手すりを伝って歩いている」は、歩くという個人が行う課題・行為の遂行なので「活動」に当たります。
【ほかの選択肢】
(1) 年齢・性別は本人の特性であり「個人因子」です。 誤り
(2) 左片麻痺は手足の機能の障害なので「心身機能・身体構造」です。
原因の脳梗塞は「健康状態」に当たります。 誤り
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(4) 近隣に長女が住み、車いすを押してくれることは、
本人を取り巻く人的な環境であり「環境因子」です。 誤り
(5) デイサービスに通ってレクリエーションに加わることは、
生活・社会の場面への関わりとして「参加」に当たります。
サービスという制度そのものは環境因子ですが、選択肢は本人が利用するという関わり方を述べています。 誤り
【見分け方】
「活動」は個人が行う行為(歩く・食べる・着替える)、「参加」は家庭や地域の場面への関わり(買物、行事、仕事)と整理すると区別しやすくなります。
出典:社会福祉士国家試験 第36回(令和5年度)(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター 公表試験問題)出典元ページ
最終更新日
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