知覚に関する次の記述のうち,大きさの恒常性の事例として,最も適切なものを1 つ選びなさい。…
心理学理論と心理的支援 第8問
知覚に関する次の記述のうち,大きさの恒常性の事例として,最も適切なものを1 つ選びなさい。
- (1)形と大きさが同じ図形は,空間内でまとまっているように知覚される。
- (2)電光掲示板で表示されている絵や文字が動いて,大きさが変化して見える。
- (3)同じ人物が遠くにいる場合と近くにいる場合とでは,距離の違いほどに人の大きさが違って見えない。
- (4)線遠近法を使った絵画では,奥行きを感じることで書かれている物の大きさの違いが知覚される。
- (5)月を見ると,建物の上など低い位置にあるときは,天空高くにあるときよりも大きく見える。
正答 (3)
正答は (3)。大きさの恒常性の例はこれです。
網膜に映る像の大きさは、距離が2倍になればおよそ半分になります。それでも、遠くの人を「小さい人」とは感じず、ほぼ同じ大きさの人として知覚します。このように、距離が変わっても対象の大きさを比較的一定に感じる働きが大きさの恒常性です。
【ほかの選択肢】
(1) 似たもの同士がまとまって見えるのは、ゲシュタルトの
群化(類同・近接の要因)の例です。 誤り
(2) 電光掲示板の点の点滅が動いて見えるのは仮現運動の例です。 誤り
(4) 線遠近法は奥行きを感じさせる手がかりの一つで、
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奥行き(距離)知覚の例です。 誤り
(5) 地平線近くの月が大きく見えるのは「月の錯視」で、
錯視の例です。 誤り
【関連】
恒常性には、大きさのほか、形・明るさ・色の恒常性もあります。いずれも条件が変わっても対象を安定して知覚する働きです。
出典:社会福祉士国家試験 第36回(令和5年度)(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター 公表試験問題)出典元ページ
最終更新日
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