事例を読んで,就労継続支援B型事業所のE職員(社会福祉士)が,クライエントに危険が及ぶような行動を減らすために,行動変容…

相談援助の理論と方法 第101問

事例を読んで,就労継続支援B型事業所のE職員(社会福祉士)が,クライエントに危険が及ぶような行動を減らすために,行動変容アプローチを応用して行う対応として,最も適切なものを1 つ選びなさい。〔事 例〕知的障害があるFさん(20 歳)は,作業中に興味があるものが目に入ると勢いよく外に飛び出してしまうことや,作業時間中でも床に寝転がること等の行動が度々あった。寝転がっているところに起き上がるよう声かけを行うと,引っ張り合いになっていた。Fさんのこれらの行動は,職員や仲間からの注目・関心を集めていた。そこで,Eは,Fさんが席に座って作業を継続することを目標行動にして支援を開始した。

正答 (5)
正答は (5)。最も適切なのはこれです。 行動変容アプローチでは、まず行動の仕組みを分析します。行動の前にあるきっかけ(先行条件)、行動そのもの、行動の後に起きること(結果)の関係をみるABC分析です。事例では、Fさんの行動が「職員や仲間からの注目・関心を集めていた」とあり、注目という結果が行動を強めている可能性があります。寝転がる前後の状況を分析すれば、対応の手がかりが得られます。 【ほかの選択肢】 (1) 席を立つたびに報酬を与えると、席を立つ行動が強化され、 目標行動とは逆の結果になります。 誤り
解説の続きをみる続きを閉じる
(2) ベースラインは、支援を始める前の行動の状態を測るものです。 支援開始後1か月でつけるものではありません。 誤り (3) 不適切な行動を職員が手本として見せると、その行動を 学習させるおそれがあります。モデリングは望ましい行動を示すために用います。 誤り (4) ベルの音と作業を結びつけるのは、刺激同士を対にする 古典的条件づけの発想で、行動の仕組みの分析を踏まえた 対応にはなっていません。 誤り

出典:社会福祉士国家試験 第36回(令和5年度)(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター 公表試験問題)出典元ページ

最終更新日

この回を通しで解く この分野を年度横断で解く

問題文・解答の修正依頼

スポンサーリンク