事例を読んで,この時点でのU児童養護施設のE家庭支援専門相談員(社会福祉士)の対応について,最も適切なものを1 つ選びな…
児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度 第142問
事例を読んで,この時点でのU児童養護施設のE家庭支援専門相談員(社会福祉士)の対応について,最も適切なものを1 つ選びなさい。〔事 例〕Fさん(40 歳代,男性)は,息子Gさん(8 歳)と父子家庭で生活していた。Gさんが3 歳の時に,Fさんによる妻への暴力が原因で離婚した。Fさんは,行儀が悪いと言ってはGさんを殴る,蹴る等の行為が日常的にみられた。額にひどいあざがあるような状態でGさんが登校したことから,学校が通告し,GさんはU児童養護施設に措置された。入所後,家庭支援専門相談員であるEがFさんに対応している。FさんはEと会う度に,「自分の子どもなのだから,息子を返して欲しい」と訴えていた。Gさんとの面会交流が進んだ現在では,「返してもらうにはどうしたらよいのか」と発言している。
- (1)Fさんに二度と叩かないことを約束すれば,家庭復帰できると伝える。
- (2)Fさんが反省しているとわかったので,家庭復帰できると伝える。
- (3)Fさんに「なぜ叩いたのですか」と問い反省を求める。
- (4)Fさんが体罰によらない子育てができるよう一緒に考える。
- (5)Fさんは暴力による方法しか知らないのだから,家庭復帰は諦めるようにと伝える。
正答 (4)
正答は (4)。この時点での対応として最も適切なのはこれです。
Fさんは、当初は「息子を返して欲しい」と訴えていましたが、面会交流が進んだ現在は「返してもらうにはどうしたらよいのか」と発言するようになっています。家庭復帰に向けて自ら考え始めたこの変化をとらえ、体罰によらない子育ての方法をFさんと一緒に考えることが、家庭支援専門相談員の役割にかなっています。親子関係の再構築を支える支援です。
【ほかの選択肢】
(1) 約束をするだけで家庭復帰できると伝えるのは、根拠のない約束で、
Gさんの安全を確保できません。家庭復帰は児童相談所などとの協議で判断されます。 誤り
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(2) 反省していると判断しただけで家庭復帰を約束するのも、
同じく不適切です。 誤り
(3) 叩いた理由を問いただし反省を求めるのは、Fさんを責める対応で、
支援関係を損ない、子育ての方法を変えることにつながりません。
誤り
(5) Fさんの変わろうとする気持ちを否定し、家庭復帰を一方的に諦め
させるのは、親子関係の再構築の支援に反します。 誤り
出典:社会福祉士国家試験 第36回(令和5年度)(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター 公表試験問題)出典元ページ
最終更新日
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