事例を読んで,Hの相続における法定相続分に関する次の記述のうち,正しいものを1 つ選びなさい。…
権利擁護と成年後見制度 第78問
事例を読んで,Hの相続における法定相続分に関する次の記述のうち,正しいものを1 つ選びなさい。〔事 例〕Hは,多額の財産を遺して死亡した。Hの相続人は,配偶者J,子のK・L・M,Hよりも先に死亡した子Aの子(Hの孫)であるB・Cの計6 人である。なお,Lは養子であり,Mは非嫡出子である。Hは生前にMを認知している。
- (1)配偶者Jの法定相続分は3 分の1 である。
- (2)子Kの法定相続分は6 分の1 である。
- (3)養子Lの法定相続分は7 分の1 である。
- (4)非嫡出子Mの法定相続分は8 分の1 である。
- (5)孫Bの法定相続分は7 分の1 である。
正答 (4)
正答は (4)。正しいのはこれです。
配偶者と子が相続人のとき、法定相続分は配偶者2分の1、子全体で2分の1です(民法第900条)。子は、K・L・M・A(先に死亡)の4人と数えます。Aの分は、Aの子であるB・Cが代襲相続します(第887条)。養子は実子と同じ、認知された非嫡出子も2013年の民法改正以降は嫡出子と同じ相続分です。
配偶者J …… 1/2
K・L・M …… 1/2 × 1/4 = 各1/8
B・C …… 1/8 × 1/2 = 各1/16
したがって、非嫡出子Mの法定相続分は8分の1です。
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【ほかの選択肢】
(1) 配偶者Jは2分の1です。 誤り
(2) 子Kは8分の1です。 誤り
(3) 養子Lも実子と同じく8分の1です。 誤り
(5) 孫Bは、Aの相続分8分の1をCと分けるので16分の1です。 誤り
【注意】
非嫡出子の相続分を嫡出子の2分の1とした規定は、2013年の最高裁大法廷決定で違憲とされ、同年の改正で削除されました。
出典:社会福祉士国家試験 第36回(令和5年度)(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター 公表試験問題)出典元ページ
最終更新日
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