事例を読んで,X小学校に配置されているAスクールソーシャルワーカー(社会福祉士)が,Bさんの意思を尊重することに対する倫…

相談援助の基盤と専門職 第96問

事例を読んで,X小学校に配置されているAスクールソーシャルワーカー(社会福祉士)が,Bさんの意思を尊重することに対する倫理的ジレンマとして,適切なものを2 つ選びなさい。〔事 例〕Aは,2 学期に入ったある日,暗い顔をしているBさん(小学5 年生)に声をかけた。Bさんは,初めは何も語らなかったが,一部の同級生からいじめを受けていることを少しずつ話し出した。そして,「今話していることが知られたら,ますますいじめられるようになり,学校にいづらくなる。いじめられていることは,自分が我慢すればよいので,他の人には言わないで欲しい」と思いつめたような表情で話した。

正答 (1)(3)
正答は (1)と(3)。倫理的ジレンマに当たるのはこの2つです。 Bさんは、いじめを受けていることを打ち明けながら、「他の人には言わないで欲しい」と強く望んでいます。Bさんの意思(秘密の保持)を尊重することと、次の責任とがぶつかります。 (1) いじめから子どもを守るという、クライエントの保護に関する責任。 黙っていればBさんの被害が続くおそれがあります。 (3) 学校に報告する責任。スクールソーシャルワーカーは学校に 配置された職員で、いじめ防止対策推進法でも、学校の教職員などはいじめの事実があると思われるときは学校へ通報するなどの措置をとるとされています。
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【ほかの選択肢】 (2) 別の小学校のスクールソーシャルワーカーには、報告する 責任がありません。 誤り (4) 保護者会へ報告することは、Bさんの秘密を広く明かすことになり、 ソーシャルワーカーの責任とはいえません。 誤り (5) いじめている子の保護者への責任は、この場面でBさんの 意思の尊重と対立する責任とはいえません。 誤り

出典:社会福祉士国家試験 第36回(令和5年度)(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター 公表試験問題)出典元ページ

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