事例を読んで,生活困窮者自立相談支援機関の相談支援員による支援に関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。…
貧困に対する支援 第101問
事例を読んで,生活困窮者自立相談支援機関の相談支援員による支援に関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。〔事 例〕Aさん(25 歳)は,両親と3 人で暮らしている。高校卒業後,工場に就職したが職場での人間関係がうまくいかず3 か月で離職した。その後も短期間での転職を繰り返し,ここ2 年ほどは無職である。仕事上の失敗が続いたことから就労への意欲が低下して,引きこもり状態である。そこで,Aさんの状況を見かねた両親は,本人とともに社会福祉協議会に設けられている生活困窮者自立相談支援機関の窓口に行って相談した。Aさんもこのままではいけない,どうにか1 歩前に進みたいと意欲を示し,両親からもAさんを支えていきたいとの気持ちが示された。
- (1)生活保護を受給する可能性を探るため,資力調査を行う。
- (2)生活保護の受給に先立って,自立支援プログラムを策定し,参加を勧める。
- (3)Aさんの課題を把握し,自立相談支援機関による支援を継続するか,他機関につなげるかを判断する。
- (4)ハローワークで求職活動を行うよう,生活困窮者自立支援法に基づく指導・指示を行う。
- (5)自立生活のためのプラン案を策定するため,支援会議の開催を依頼する。
正答 (3)
正答は (3)。最も適切なのはこれです。
自立相談支援機関は、相談を受けたらまず本人の状況と課題を把握(アセスメント)し、自らの支援を続けるか、より適切な他の機関につなぐかを判断します。Aさんは就労への意欲が低下して引きこもり状態ですが、「1歩前に進みたい」という意欲を示し、両親も支える気持ちを示しています。この段階では、課題を丁寧に把握することが最初の支援になります。
【ほかの選択肢】
(1) Aさんは両親と暮らしており、事例からは生活保護の要否を
検討すべき経済的な困窮は読み取れません。資力調査は福祉事務所が保護の申請を受けて行うものでもあります。 誤り
解説の続きをみる続きを閉じる
(2) 自立支援プログラムは、生活保護の被保護者を対象とする
ものです。 誤り
(4) 生活困窮者自立支援法には、指導・指示の規定はありません。
本人の意欲を尊重して支援します。 誤り
(5) プラン案の検討は支援調整会議で行います。支援会議は、
本人の同意がなくても関係機関が情報を共有して支援を検討する
場です。いまは課題の把握が先です。 誤り
出典:社会福祉士国家試験 第37回(令和6年度)(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター 公表試験問題)出典元ページ
最終更新日
「貧困に対する支援」のほかの問題
- 第38回(令和7年度) 第101問事例を読んで,D市生活困窮者自立相談支援機関のB相談支援員(社会福祉士)が考える支援の方
- 第38回(令和7年度) 第102問事例を読んで,生活困窮者自立相談支援機関の相談支援員(社会福祉士)の支援に関する次の記述
- 第38回(令和7年度) 第97問我が国の貧困問題に対する制度に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。
- 第38回(令和7年度) 第98問事例を読んで,Aさんの就労に関する福祉事務所の対応について,次の記述のうち,最も適切なも
- 第38回(令和7年度) 第99問2024 年(令和6 年)の生活困窮者自立支援法の改正内容に関する次の記述のうち,正しい
- 第38回(令和7年度) 第100問生活福祉資金貸付制度に関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。
スポンサーリンク

