事例を読んで,刑の全部執行猶予中の保護観察に関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。…
刑事司法と福祉 第60問
事例を読んで,刑の全部執行猶予中の保護観察に関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。〔事 例〕Aさん(30 歳)は,覚醒剤の自己使用により検挙され,懲役1 年執行猶予3 年保護観察付の判決が確定し,保護観察中である。Aさんには「薬物再乱用防止プログラムを受けること」という特別遵守事項が設定されている。また,Aさんには担当保護司が指名されている。
- (1)Aさんは,一般遵守事項に違反しても,執行猶予が取り消されることはない。
- (2)Aさんは,簡易薬物検出検査を受けなければならない。
- (3)Aさんに対する不良措置として,保護観察の期間の延長がある。
- (4)Aさんの担当保護司は,Aさんの補導援護はできるが指導監督はできない。
- (5)Aさんが特別遵守事項に違反した場合には,保護観察所長が執行猶予を取り消す。
正答 (2)
正答は (2)。最も適切なのはこれです。
保護観察所の薬物再乱用防止プログラムは、薬物を使わないための知識や対処法を学ぶ教育課程と、簡易薬物検出検査(尿検査など)を組み合わせたものです。このプログラムを受けることが特別遵守事項として設定されているAさんは、簡易薬物検出検査を受けなければなりません。
【ほかの選択肢】
(1) 保護観察付執行猶予の人が遵守事項に違反し、その情状が重い
ときは、執行猶予が取り消されることがあります(刑法第26条の2)。
一般遵守事項の違反も含まれます。 誤り
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(3) 保護観察付執行猶予の人に対する不良措置は、執行猶予の取消し
です。保護観察の期間を延長する措置はありません。 誤り
(4) 保護司は、保護観察官と協働して、指導監督と補導援護の
両方を行います。 誤り
(5) 執行猶予の取消しは、保護観察所長の申出を受けた検察官の
請求により、裁判所が決定します。保護観察所長が取り消すのではありません。 誤り
出典:社会福祉士国家試験 第37回(令和6年度)(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター 公表試験問題)出典元ページ
最終更新日
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