事例を読んで,Aさんに対する福祉事務所の現業員(社会福祉士)の対応に関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさ…
貧困に対する支援 第98問
事例を読んで,Aさんに対する福祉事務所の現業員(社会福祉士)の対応に関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。〔事 例〕ホームレスの男性Aさん(55 歳)は8 年前にギャンブルが原因で多額の借金をつくり,会社を辞めて,その後就労しないままホームレスとして生活していた。婚姻歴はあるが30 歳の時に離婚して子どもは妻が引き取りその後音信はない。最近,体調も悪くなったため生活保護を申請したいと考え福祉事務所に来所した。長年のホームレス生活のため,収入,資産に関する書類は所有していない。
- (1)居住地がないため居住地を定めてから保護申請するように説明する。
- (2)稼働年齢層なので就労先を決めてから保護申請するように説明する。
- (3)ギャンブルによる多額の借金がある場合には保護申請はできないと説明する。
- (4)収入,資産に関する書類がなくても保護申請は可能だとして,申請手続きについて説明する。
- (5)保護申請に先立って,子どもへの扶養調査が必要だと説明する。
正答 (4)
正答は (4)。最も適切なのはこれです。
生活保護の申請には、収入・資産に関する書類の提出は必須ではありません。書類がなくても申請はでき、福祉事務所が必要な調査を行って要否を判断します。申請の意思を示した人には、申請手続きを説明し、申請権を侵害しないようにします。
【ほかの選択肢】
(1) 居住地がない、または明らかでない人は、現在地を所管する
福祉事務所が保護を行います(現在地保護)。居住地を定めてからでなければ申請できないのではありません。 誤り
(2) 稼働年齢層でも、就労先が決まっていることは申請の要件では
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ありません。能力の活用は保護の要件ですが、体調の悪い
Aさんに申請前の就労を求めるのは適切ではありません。 誤り
(3) 借金があることは、保護の申請を妨げる理由になりません。
債務の整理は法律の専門家の支援などで別に対応します。 誤り
(5) 扶養義務者による扶養は保護に優先しますが、保護の要件では
なく、扶養調査が済んでいないことを理由に申請を受け付けない
ことはできません。 誤り
出典:社会福祉士国家試験 第37回(令和6年度)(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター 公表試験問題)出典元ページ
最終更新日
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