事例を読んで,次の記述のうち,就労継続支援A型事業所のA生活支援員(社会福祉士)が,Bさんの生活に関わる家族システムの好…
ソーシャルワークの基盤と専門職(専門) 第113問
事例を読んで,次の記述のうち,就労継続支援A型事業所のA生活支援員(社会福祉士)が,Bさんの生活に関わる家族システムの好循環を意図して行った支援として,最も適切なものを1 つ選びなさい。〔事 例〕Aは,活動に積極的に参加していたBさんが,最近作業への意欲が低下している様に感じた。Aは送迎時にBさんの母親にそのことを伝えた。すると母親から,先週Bさんが,父親のお気に入りの時計を誤って壊してしまったが,そのことを父親に伝えることができないでいる。父親もBさんが時計を壊したことに気づいてはいるが,Bさんを責めたくないので触れないでいるという話を聞いた。
- (1)Bさんに,元気がないようなので少し作業の量を減らすことはどうかと話す。
- (2)Bさんに,母親から時計の話を聞いたことを伝えたうえで,父親に言えない気持ちや,父親の気持ちなどについて一緒に考えないかと話す。
- (3)母親に,時計の件でBさんと父親が気持ちを話し合う機会を作るように話す。
- (4)母親に,Bさんが同じ過ちをしないような対策をBさんと考えることはどうかと話す。
- (5)母親に,施設では間違ったことをしたときは謝ることが大切だよ,と言っていることから,父親に時計を壊したことを叱るのはどうかと話す。
正答 (2)
正答は (2)。最も適切なのはこれです。
Bさんは時計を壊したことを父親に言えず、父親も気づきながらBさんを責めたくないので触れずにいます。互いに相手を気遣うことで話題を避け合い、Bさんの意欲の低下につながるという悪循環が生じています。Bさんに母親から聞いたことを伝えたうえで、父親に言えない気持ちや父親の気持ちを一緒に考えることは、Bさん自身が家族とのやりとりを変えるきっかけとなり、家族システムの好循環を生む支援です。
【ほかの選択肢】
(1) 作業の量を減らすことは、意欲低下の背景にある家族の中の
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問題に働きかけていません。 誤り
(3) 話し合いの場づくりを母親に任せるのは、母親に負担を負わせ、
Bさん本人の気持ちも確かめていません。 誤り
(4) 同じ過ちの防止策を考えさせることは、Bさんと父親の間の
気持ちのすれ違いに働きかけるものではありません。 誤り
(5) 父親に叱ってもらうよう勧めるのは、Bさんを責めたくないという
父親の気持ちに反し、Bさんの気持ちもさらに追い詰めます。 誤り
出典:社会福祉士国家試験 第38回(令和7年度)(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター 公表試験問題)出典元ページ
最終更新日
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