事例を読んで,次のうち,A母子支援員(社会福祉士)が用いる単一事例実験計画法の記述として,適切なものを2 つ選びなさい。…

ソーシャルワークの理論と方法(専門) 第117問

事例を読んで,次のうち,A母子支援員(社会福祉士)が用いる単一事例実験計画法の記述として,適切なものを2 つ選びなさい。〔事 例〕B母子生活支援施設のAは,夫の失踪による経済的困窮により6 か月前から入所している軽度の知的障害のあるCさん(28 歳)とDさん(6 歳)を担当している。日頃からDさんの泣き声が聞こえているため事情を尋ねると次のように話した。「子どもの些細な失敗に対してイライラし,つい怒鳴ってしまう。子どもも泣くし,私も落ち込んでしまう」。これを聞いたAは,「怒鳴りたくなった時の気持ちの落ち着け方について,定期的に私と検討し,実際に取り組んでみませんか」と提案した。また,Cさんの同意を得たうえで単一事例実験計画法を用いることにした。

正答 (3)(4)
正答は (3)と(4)。適切なのはこの2つです。 単一事例実験計画法は、一人のクライエントについて、介入の前(ベースライン期)と介入の期間に、目標とする行動や状態を繰り返し測定し、変化を比べて介入の効果を確かめる方法です。ここで測るのは、取組の対象であるCさんの行動と気持ちです。 (3) Cさんが怒鳴った回数を記録してグラフにすれば、 取組の前後の変化が目に見えるようになります。 (4) セルフアンカード・レイティング・スケールは、本人が自分で 基準を決めて感情などの程度を点数で表す尺度で、Cさんの気持ちの落ち込みの変化を繰り返し測れます。
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【ほかの選択肢】 (1) Dさんの表情は、取組の対象であるCさんの行動そのものでは ありません。測定の対象として適切ではありません。 誤り (2) 他の母親へのインタビューは、Cさんの行動の繰り返しの測定に 当たらず、Cさんの秘密を守るうえでも問題があります。 誤り (5) 取組後のDさんの変化を観察するだけでは、Cさんの行動の 変化を、介入前と比べて測定することになりません。 誤り

出典:社会福祉士国家試験 第38回(令和7年度)(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター 公表試験問題)出典元ページ

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