次の記述のうち,イギリスのスピーナムランド制度の説明として,最も適切なものを1 つ選びなさい。…
社会福祉の原理と政策 第19問
次の記述のうち,イギリスのスピーナムランド制度の説明として,最も適切なものを1 つ選びなさい。
- (1)救済を求めて都市部に集中する貧民を分散するために,生まれ故郷の教区へ強制的に送還した。
- (2)救済を申し込んだ貧民の労働能力の有無をテストするために,労役場を活用した。
- (3)労働能力のある貧民が雇用されるまでの間は自宅に待機させ,貧民救済委員会による救済を施した。
- (4)最低賃金制度がない状態で,パンの価格と家族の大きさによる基準と賃金との差額を賃金補助したため,賃金の引き下げ圧力を生むとともに,救貧税負担の増大を招いた。
- (5)救済を受ける貧民の救済水準は,独立自活している最下層の労働者の生活水準を下回るものとした。
正答 (4)
正答は (4)。最も適切なのはこれです。
スピーナムランド制度(1795年)は、パンの価格と家族の人数から生活の基準額を決め、賃金がそれに届かない分を救貧税から補う賃金補助の仕組みです。雇い主が賃金を低く抑えるようになり、救貧税の負担も大きく増えるという問題を生みました。
【ほかの選択肢】
(1) 貧民を生まれた教区へ送り返したのは、
定住法(1662年)です。 誤り
(2) 労役場を使って労働能力の有無を確かめたのは、
ワークハウス・テスト法(1722年)です。 誤り
(3) 労働能力のある貧民に仕事が見つかるまで自宅で救済
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(院外救済)を認めたのは、ギルバート法(1782年)です。 誤り
(5) 救済の水準を、自活する最下層の労働者の生活水準より低くする
劣等処遇の原則は、新救貧法(1834年)の原則です。 誤り
出典:社会福祉士国家試験 第38回(令和7年度)(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター 公表試験問題)出典元ページ
最終更新日
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