翼端渦の特性およびその回避方法について(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。…
操縦教育一般 第31問
翼端渦の特性およびその回避方法について(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。(a)飛行中翼の上面と下面の空気圧力の差によって翼端方向に下向き(左翼は反時計回り、右翼は時計回り)の渦流が発生する。この渦流が後方で合成されて翼端渦となる。翼端渦は機体重量が重く、低速飛行状態のときに強く発生する。(b)翼端渦は重量と速度が同じであれば、空気密度が大きいほど(高度が高い程)強い。(c)地上において弱い追い風が45°の方向から吹いているときは風上への翼端渦の広がりを押さえるだけでなく、渦流が接地点付近にいつまでも留まってしまう。斜め後方からの弱い追い風の場合、大型機のあとに着陸するときは厳重な警戒が必要である。(d)滑走路の途中から離陸する場合、大型機の浮揚地点を注目し、その地点より手前で浮揚させる。近隣の、特に風上側の滑走路から離陸する大型機に注意し、離陸後は大型機のパスの下方をクロスするようなヘディングは避けるように飛行する。
- (1)1
- (2)2
- (3)3
- (4)4
- (5)なし
正答 (2)
正答は (2)。弱い斜め後方からの追い風の危険と、途中から離陸するときの浮揚点と針路の注意を述べた(c)(d)が正しく、正しいのは2つです。
(a)誤り。翼の上下の圧力差で翼端を回り込む渦ができ、重く低速のときに強い点は正しいですが、回転の向きが逆です。後方から見て、左翼端は時計回り、右翼端は反時計回りです。(b)誤り。高度が高いほど空気密度は小さくなるので、記述は食い違っています。重量と速度が同じなら、密度が小さいほど翼端渦は強くなるとされます。(c)正しい。弱い横風や追い風は渦を接地点付近にとどめます。とくに弱い斜め後方からの追い風は、大型機の後に着陸するときに最も警戒が必要です。(d)正しい。大型機の浮揚点の手前で浮揚し、離陸後は大型機の経路の下を横切る針路を避けます。
【避け方】
渦は先行機の経路より下に沈むので、先行機の経路より上を飛びます。
出典:令和4年3月期 航空従事者学科試験 操縦教育証明 操縦教育一般 問31(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
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