計器飛行方式で飛行しているときに通信機故障が発生した場合の飛行方法の説明(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。…

航空通信 第5問

計器飛行方式で飛行しているときに通信機故障が発生した場合の飛行方法の説明(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。(a)有視界気象状態にある場合は、有視界気象状態を維持して飛行を継続し安全に着陸できると思われる最寄りの空港等に着陸し、かつ、その旨直ちに管制機関に対し到着を通報する。(b)計器気象状態の場合は承認された経路にしたがって、目的地上空(目的飛行場の上空又は計器進入方式の開始点としての特定の航空保安無線施設若しくはフィックスがある場合はその上空)まで飛行する。(c)レーダー管制が行われている空域で通信機故障が発生した場合は、承認されていた高度若しくは最低高度のいずれか高い高度及び指示されていた速度を維持して20分間飛行し、その後通報した飛行計画による高度及び速度を維持して飛行する。(d)管制圏、情報圏などの飛行場管制の管制下にある場合は、管制塔からの指向信号灯による指示に注意すること。

正答 (2)
正答は (2)。正しいのは(a)(b)の二つです。 計器飛行方式の通信機故障の飛行方法は、航空法施行規則第206条に定められています。 (a)正しい。有視界気象状態にある場合は、有視界気象状態を維持して飛行を続け、安全に着陸できると思われる最寄りの空港等に着陸し、直ちに到着を管制機関に通報します(第1号)。(b)正しい。計器気象状態の場合などは、承認された経路に従って、目的地の上空(計器進入方式の開始点となる施設やフィックスがあればその上空)まで飛行します(第2号)。(c)誤り。第206条では、故障前に指示された高度と速度(最低安全高度の方が高ければその高度)を、国土交通大臣が定める時間維持し、その後は飛行計画の高度と速度で飛ぶとされています。ICAOの方式では、レーダーが使われている空域で維持する時間は7分間で、20分間はレーダーが使われていない空域の時間とされています。「レーダー管制が行われている空域で20分間」は誤りです。(d)誤り(この設問では誤りとされています)。管制塔が飛行場管制を行うのは管制圏で、情報圏は管制業務ではなく飛行場情報業務の空域です。「情報圏などの飛行場管制の管制下」という前提が誤りと考えられます。
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【通信機故障の要点】 VMCなら VMCを維持して最寄りの空港等へ着陸、到着を通報 IMCなら 承認された経路・高い方の高度で目的地上空へ トランスポンダーは7600にセットします。

出典:令和3年11月期 航空従事者学科試験 定期運送用操縦士(飛行機) 航空通信 問5(国土交通省 公表)出典元ページ

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