一般用医薬品の添付文書における使用上の注意の記載に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。…

医薬品の適正使用と安全対策 第105問

一般用医薬品の添付文書における使用上の注意の記載に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。a 1日用量がグリチルリチン酸として40mg 以上、又はカンゾウとして1g以上含有する漢方生薬製剤は、偽アルドステロン症を生じるおそれがあるため、「短期間の服用にとどめ、連用しないこと」とされている。b ポビドンヨードが配合された含嗽薬は、ヨウ素の体内摂取が増える可能性があり、疾患の治療に影響を及ぼすおそれがあるため、「肝臓病の診断を受けた人」は「相談すること」とされている。c ビタミンA主薬製剤は、妊娠3ヶ月前から妊娠3ヶ月までの間に栄養補助剤から1日10,000 国際単位以上のビタミンAを継続的に摂取した婦人から生まれた児に、先天異常(口裂、耳・鼻の異常等)の発生率の増加が認められたとの研究報告があるため、「妊娠3ヶ月以内の妊婦、妊娠していると思われる人又は妊娠を希望する人」は「相談すること」とされている。d 次硝酸ビスマスが配合された止瀉薬は、乳汁中に移行する可能性があるため、「授乳中の人」は「相談すること」とされている。

正答 (2)
正答は (2)。正しいのは(a)(c)の2つです。 【(a)正しい ―― グリチルリチン酸とカンゾウの量】 1日用量がグリチルリチン酸として40ミリグラム以上、またはカンゾウとして1グラム以上含有する漢方生薬製剤は、偽アルドステロン症を生じるおそれがあるため、「短期間の服用にとどめ、連用しないこと」とされています。二つの数値をセットで覚えてください。 グリチルリチン酸として40ミリグラム以上 カンゾウとして1グラム以上 【(b)が誤り ―― 「肝臓病」ではなく「甲状腺疾患」です】 ポビドンヨードが配合された含嗽薬は、ヨウ素の体内摂取が増える可能性があり、甲状腺疾患の治療に影響を及ぼすおそれがあるため、「甲状腺疾患の診断を受けた人」は「相談すること」とされています。ヨウ素は甲状腺ホルモンの材料ですので、甲状腺と結び付けて覚えてください。
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【(c)正しい ―― ビタミンAと先天異常】 ビタミンA主薬製剤は、妊娠3か月前から妊娠3か月までの間に栄養補助剤から1日10000国際単位以上のビタミンAを継続的に摂取した婦人から生まれた児に、先天異常(口裂、耳・鼻の異常等)の発生率の増加が認められたとの研究報告があるため、「妊娠3か月以内の妊婦、妊娠していると思われる人又は妊娠を希望する人」は「相談すること」とされています。「3か月」「10000国際単位」という数字が問われます。 【(d)が誤り ―― 次硝酸ビスマスは「妊婦」です】 次硝酸ビスマスなどのビスマスを含む成分は、血液-胎盤関門を通過することが知られており、吸収されたビスマスの一部が胎児に移行する可能性があるため、「妊婦又は妊娠していると思われる人」は「相談すること」とされています。授乳中の人についての記載ではありません。 【「授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けること」(してはいけないこと)とされる主な成分】 ジフェンヒドラミン塩酸塩等 …… 乳児に昏睡を生じるおそれ アミノフィリン水和物、テオフィリン …… 乳児に神経過敏を起こすことがある ロートエキス …… 乳児の脈が速くなる(頻脈)おそれ(授乳婦の乳汁分泌が抑制されることもある) センノシド、センナ、ダイオウ、カサントラノール、ヒマシ油類 …… 乳児に下痢を起こすおそれ コデインリン酸塩水和物、ジヒドロコデインリン酸塩 …… 乳児にモルヒネ中毒が生じたとの報告 【「授乳中の人」が「相談すること」とされる例】 カフェイン …… カフェインとして1回分量100mg以上を含有する場合。乳汁中に移行する可能性がある

出典:登録販売者試験 令和4年度(愛媛県 公表問題)出典元ページ

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