血液に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。…

人体の働きと医薬品 第25問

血液に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。a 血液の粘稠性は、主として血中脂質量で決まり、血漿の水分量や赤血球の量はほとんど影響を与えない。b リンパ球は血管壁を通り抜けて組織の中に入り込むことができ、組織の中ではマクロファージ(貪食細胞)と呼ばれる。c 種々の白血球が協働して、生体の免疫機能が発揮されることから、感染や炎症が起きても、種類ごとの割合は一定に保たれる。d 損傷した血管は、血管壁が収縮することで血流を減少させ、大量の血液が流出するのを防ぐ。

正答 (5)
正答は (5)。正しいのは(d)だけです。 【(a)が誤り ―― 粘稠性を決めるもの】 血液の粘稠性は、主として血漿の水分量や赤血球の量で決まります。血中脂質量はほとんど影響を与えません。設問は要因を入れ替えています。脱水すると血液がどろどろになる、という感覚から、水分量が効いてくることを思い出してください。 【(b)が誤り ―― マクロファージになるのは「単球」です】 血管壁を通り抜けて組織の中に入り込み、組織の中でマクロファージ(貪食細胞)と呼ばれるようになるのは、単球です。リンパ球ではありません。
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【白血球の種類を整理します】 好中球 …… 白血球の約60パーセント。最も数が多い。 血管壁を通り抜けて組織に入り込み、細菌等を貪食(取り込んで消化)する リンパ球 …… 白血球の約3分の1。 リンパ節や脾臓等のリンパ組織で増殖する。 T細胞リンパ球(異物を認識する)とB細胞リンパ球(抗体を産生する)がある 単球 …… 白血球の約5パーセント。最も大きく、強い食作用を持つ。 組織の中ではマクロファージと呼ばれる 割合の数字も問われますので、「好中球が最多で約6割」「リンパ球が約3分の1」「単球は最も大きく約5パーセント」と覚えてください。 【(c)が誤り ―― 割合は変化します】 感染や炎症が起きると、白血球の種類ごとの割合や全体の数が変化します。一定に保たれるものではありません。むしろ、この変化が感染の指標として使われています。 【(d)正しい ―― 止血の第一段階】 損傷した血管は、血管壁が収縮することで血流を減少させ、大量の血液が流出するのを防ぎます。その後、血小板が傷口に粘着、凝集して破損部位を覆い、さらにフィブリノゲンがフィブリンとなって血球等を絡め、血餅となります。この順序も問われますので押さえてください。 【赤血球についても確認】 赤血球は血液全体の約40パーセントを占め、ヘモグロビンを含みます。ヘモグロビンは鉄分と結合したタンパク質で、酸素が多いところで酸素分子と結合し、酸素が少ないところで酸素分子を放出する性質があります。鉄分が不足すると鉄欠乏性貧血となります。

出典:登録販売者試験 令和4年度(愛媛県 公表問題)出典元ページ

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