次の成分を含むかぜ薬に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。…
主な医薬品とその作用 第61問
次の成分を含むかぜ薬に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。9錠中アセトアミノフェン 900mgd-クロルフェニラミンマレイン酸塩 3.5mgデキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物 48mgdl-メチルエフェドリン塩酸塩 60mg無水カフェイン 75mgヘスペリジン 60mgトラネキサム酸 420mga 一般の生活者にとって、かぜとインフルエンザとの識別は必ずしも容易ではないため、インフルエンザの流行期には、本剤のように解熱鎮痛成分がアセトアミノフェンのみからなる製品の選択を提案すること等の対応を図ることが重要である。b 本剤には、眠気を促す成分は含まれていない。c 本剤には、交感神経系への刺激作用により高血圧の症状を悪化させるおそれのある成分が含まれている。d トラネキサム酸は、血液を凝固しにくくさせる作用があり、血液凝固異常のある人では、出血傾向を悪化させるおそれがあるので、治療を行っている医師等に相談するなどの対応が必要である。
- (1)(a,b)
- (2)(a,c)
- (3)(a,d)
- (4)(b,c)
- (5)(c,d)
正答 (2)
正答は (2)。正しいのは(a)(c)の2つです。
【配合成分を確認します】
このかぜ薬には、次の成分が含まれています。
アセトアミノフェン …… 解熱鎮痛成分
d-クロルフェニラミンマレイン酸塩 …… 抗ヒスタミン成分
デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物 …… 鎮咳成分(非麻薬性)
dl-メチルエフェドリン塩酸塩 …… アドレナリン作動成分
無水カフェイン …… カフェイン
ヘスペリジン …… ビタミン様物質
トラネキサム酸 …… 抗炎症成分
【(a)正しい ―― インフルエンザ流行期の対応】
解説の続きをみる続きを閉じる
一般の生活者にとって、かぜとインフルエンザとの識別は必ずしも容易ではありません。そのため、インフルエンザの流行期には、解熱鎮痛成分がアセトアミノフェンのみからなる製品の選択を提案する等の対応を図ることが重要です。これは、サリチル酸系解熱鎮痛成分(アスピリン、サザピリン、エテンザミド等)が、水痘やインフルエンザにかかっている小児でライ症候群の発生と関連が示唆されているためです。
【(b)が誤り ―― 眠気を促す成分が含まれています】
d-クロルフェニラミンマレイン酸塩は抗ヒスタミン成分で、眠気を催します。したがって、「眠気を促す成分は含まれていない」という記述は誤りです。服用後は乗物や機械類の運転操作を避ける必要があります。
【(c)正しい ―― 高血圧を悪化させるおそれのある成分】
dl-メチルエフェドリン塩酸塩はアドレナリン作動成分で、交感神経系への刺激作用により血管を収縮させます。そのため、高血圧の症状を悪化させるおそれがあります。
心臓病 …… 心臓に負担をかける
高血圧 …… 血管収縮により血圧が上昇する
糖尿病 …… 肝臓でのグリコーゲン分解により血糖値が上昇する
甲状腺機能障害 …… 交感神経系の緊張状態をさらに高める
【(d)が誤り ―― トラネキサム酸の働きが逆です】
トラネキサム酸には、凝固した血液を溶解されにくくする働きがあります。そのため、注意が必要なのは血栓のある人や血栓を起こすおそれのある人です。「血液を凝固しにくくさせる作用があり、出血傾向を悪化させる」というのは、セミアルカリプロティナーゼやブロメラインといったタンパク質分解酵素の説明です。作用の向きが正反対ですので、しっかり区別してください。
出典:登録販売者試験 令和4年度(愛媛県 公表問題)出典元ページ
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最終更新日
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