皮膚に用いる薬に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。…
主な医薬品とその作用 第90問
皮膚に用いる薬に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。a 外皮用薬は、表皮の角質層が柔らかくなることで有効成分が過剰に浸透するおそれがあるため、入浴後の使用は好ましくないとされている。b 軟膏剤やクリーム剤は、容器から直接指に取り、患部に塗布したあと、また指に取ることを繰り返すと、容器内に雑菌が混入するおそれがあるため、いったん手の甲などに必要量を取ってから患部に塗布することが望ましい。c スプレー剤やエアゾール剤は、患部に近づけて、同じ部位に連続して噴霧することが望ましい。d テープ剤やパップ剤といった貼付剤を同じ部位に連続して貼付すると、かぶれ等が生じやすくなる。
- (1)(a,b)
- (2)(a,c)
- (3)(b,c)
- (4)(b,d)
- (5)(c,d)
正答 (4)
正答は (4)。正しいのは(b)(d)の2つです。
【(a)が誤り ―― 入浴後の使用が効果的です】
外皮用薬は、表皮の角質層が柔らかくなっている入浴後に用いるのが効果的とされています。成分が浸透しやすくなるためです。「入浴後の使用は好ましくない」という記述は逆です。
【外皮用薬の基本】
外皮用薬は、患部を清浄にしてから使用することが基本です。また、表皮の角質層が柔らかくなることで有効成分が浸透しやすくなるという性質から、傷口が化膿している場合や、患部が広範囲にわたる場合には、医療機関の受診を勧めてください。
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【(b)正しい ―― 容器からの直接使用は避ける】
軟膏剤やクリーム剤は、容器から直接指に取り、患部に塗布したあと、また指に取ることを繰り返すと、容器内に雑菌が混入するおそれがあります。そのため、いったん手の甲などに必要量を取ってから患部に塗布することが望ましいとされています。実務でも伝えておきたい助言です。
【塗り薬の使い方】
塗り薬は、必要な量を指先に取り、患部に軽く塗布するのが基本です。強く擦り込むと、皮膚を傷めて症状を悪化させることがあるため、患部やその周囲に薄く塗り広げるようにします。
【(c)が誤り ―― 連続噴霧は避けます】
スプレー剤やエアゾール剤は、至近距離から噴霧したり、同じ部位に連続して噴霧したりすると、凍傷を起こすことがあります。そのため、患部から十分離して噴霧し、連続して噴霧する時間は3秒以内とすることが望ましいとされています。また、目の周囲や粘膜(口唇等)への使用は避ける必要があります。
【(d)正しい ―― 貼付剤の連続使用】
テープ剤やパップ剤といった貼付剤を同じ部位に連続して貼付すると、かぶれ等が生じやすくなります。貼る場所を少しずつずらす、かぶれが出たら使用を中止する、といった助言をしてください。なお、温感刺激成分を主薬とする貼付剤では、入浴1時間前には剥がし、入浴後は皮膚のほてりが鎮まってから貼付するべきとされています。
出典:登録販売者試験 令和4年度(愛媛県 公表問題)出典元ページ
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