鼻及び耳に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。…

人体の働きと医薬品 第27問

鼻及び耳に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。a 鼻腔上部の粘膜にある特殊な神経細胞(嗅細胞)を、においの元となる物質の分子(におい分子)が刺激すると、その刺激が脳の嗅覚中枢へ伝えられる。b 副鼻腔は、薄い板状の軟骨と骨でできた鼻中隔によって左右に仕切られている。c 小さな子供では、耳管が太く短くて、走行が水平に近いため、鼻腔からウイルスや細菌が侵入し感染が起こりやすい。d 蝸牛の内部では、互いに連結した微細な3つの耳小骨が鼓膜の振動を増幅して、内耳へ伝導する。

正答 (2)
正答は (2)。正しいのは(a)(c)の2つです。 【(a)正しい ―― 嗅覚の仕組み】 鼻腔上部の粘膜にある特殊な神経細胞(嗅細胞)を、においの元となる物質の分子(におい分子)が刺激すると、その刺激が脳の嗅覚中枢へ伝えられます。 【嗅覚の特徴】 嗅覚は順応を起こしやすく、同じにおいを継続して嗅いでいると次第にそのにおいを感じなくなります。また、食品からの嗅覚情報は、舌が受容した味覚情報と脳において統合され、風味として認識されます。この「順応しやすい」という性質は出題されます。 【(b)が誤り ―― 鼻中隔が仕切るのは「鼻腔」です】
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鼻腔は、薄い板状の軟骨と骨でできた鼻中隔によって左右に仕切られています。副鼻腔ではありません。 【副鼻腔とは】 副鼻腔は、鼻腔に隣接した目と目の間、額部分などの頭蓋骨の空洞で、鼻腔と細い管でつながっています。副鼻腔も線毛を有し、粘液を分泌する細胞でできた粘膜で覆われています。鼻腔と同様に、副鼻腔に入った埃等の粒子は粘液に捉えられて線毛の働きによって鼻腔内へ排出されます。鼻炎や鼻閉により副鼻腔の開口部がふさがりやすくなると、副鼻腔に炎症を生じることがあります。これが副鼻腔炎(慢性のものは蓄膿症)です。 【(c)正しい ―― 子供の耳管】 小さな子供では、耳管が太く短くて、走行が水平に近いため、鼻腔からウイルスや細菌が侵入し感染が起こりやすくなっています。小児が中耳炎を起こしやすい理由です。 【(d)が誤り ―― 耳小骨は「中耳(鼓室)」にあります】 互いに連結した微細な3つの耳小骨が鼓膜の振動を増幅して内耳へ伝導するのは、鼓室の内部、すなわち中耳においてです。蝸牛の内部ではありません。 中耳 …… 鼓膜、鼓室、耳小骨、耳管 内耳 …… 蝸牛(聴覚)、前庭(平衡感覚) 蝸牛は渦巻き形をした器官で、内部はリンパ液で満たされ、音の振動が有毛細胞の小突起を揺らして聴神経が刺激されます。中耳と内耳の構成要素を混ぜた出題ですので、三つに区分して覚えておいてください。

出典:登録販売者試験 令和5年度(愛媛県 公表問題)出典元ページ

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