全身的に現れる副作用に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。…

人体の働きと医薬品 第34問

全身的に現れる副作用に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。a ショック(アナフィラキシー)は、生体異物に対する遅発型のアレルギー反応の一種である。b 肝機能障害が疑われても漫然と原因と考えられる医薬品を使用し続けた場合、不可逆的な病変(肝不全)を生じ、死に至ることもある。c 偽アルドステロン症では、低カリウム血症を伴う高血圧症を示すことから、低カリウム血性ミオパチーによると思われる四肢の脱力と、血圧上昇に伴う頭重感などが主な症状となる。d ステロイド性抗炎症薬の使用により、突然の高熱、悪寒、喉の痛みなどの症状を呈することがあるが、初期においては、かぜ等の症状と見分けやすい。

正答 (3)
正答は (3)。正しいのは(b)(c)の2つです。 【(a)が誤り ―― 「即時型」のアレルギー反応です】 ショック(アナフィラキシー)は、生体異物に対する即時型のアレルギー反応の一種です。「遅発型」としている点が誤りです。 【ショック(アナフィラキシー)の特徴】 発症 …… 一般に、以前にその医薬品によって蕁麻疹等のアレルギーを起こしたことがある人で起きる可能性が高い 進行 …… 発症後の進行が非常に速い。 通常2時間以内に急変する 症状 …… 顔や上半身の紅潮・熱感、皮膚の痒み、蕁麻疹、口唇や舌・手足の痺れ感、むくみ(浮腫)、吐きけ、顔面蒼白、手足の冷感、冷や汗、息苦しさ・胸苦しさ等が複数同時に現れる
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対応 …… 直ちに医師の診療を受ける 適切な対応が遅れるとチアノーゼや呼吸困難等を生じ、死に至ることがあります。 【(b)正しい ―― 肝機能障害と肝不全】 肝機能障害が疑われても漫然と原因と考えられる医薬品を使用し続けた場合、不可逆的な病変(肝不全)を生じ、死に至ることもあります。そのため、疑われた時点で使用を中止し、医師の診療を受けることが重要です。 【(c)正しい ―― 偽アルドステロン症の病態】 偽アルドステロン症では、低カリウム血症を伴う高血圧症を示すことから、低カリウム血性ミオパチーによると思われる四肢の脱力と、血圧上昇に伴う頭重感などが主な症状となります。体内にナトリウムと水が貯留し、カリウムが失われるという病態から、症状が導けます。 【(d)が誤り ―― かぜ等と「見分けにくい」】 ステロイド性抗炎症薬などの使用により、突然の高熱、悪寒、喉の痛みなどの症状を呈することがあり、これは医薬品の使用によって血液中の白血球(好中球)が減少し、細菌やウイルスの感染に対する抵抗力が弱くなって生じるものです。そして、初期においては、かぜ等の症状と見分けることが難しいとされています。「見分けやすい」という記述が誤りです。 【対応】 医薬品の使用開始後に突然の高熱、悪寒、喉の痛み、口内炎、倦怠感等の症状を呈したときには、医薬品の使用を中止して直ちに医師の診療を受ける必要があります。初期症状はかぜ等と見分けにくく、気づくのが遅れると致命的な経過をたどることがあるためです。

出典:登録販売者試験 令和5年度(愛媛県 公表問題)出典元ページ

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