皮膚粘膜眼症候群及び中毒性表皮壊死融解症に関する記述のうち、誤っているものはどれか。…

人体の働きと医薬品 第35問

皮膚粘膜眼症候群及び中毒性表皮壊死融解症に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

正答 (4)
正答は (4)。誤っているのは、急性結膜炎が皮膚や粘膜の変化と同時期または遅れて生じる、という記述です。 【(4)のどこが誤りか】 皮膚粘膜眼症候群および中毒性表皮壊死融解症では、両眼に現れる急性結膜炎は、皮膚や粘膜の変化に先立って、またはほぼ同時期に生じます。具体的には、皮膚や粘膜の変化より半日から1日程度先行して生じることが知られています。設問は「ほぼ同時期又は半日から1日程度遅れて」としており、先行するか遅れるかが逆になっています。 【なぜ目の症状が重要なのか】 目の症状が皮膚の症状に先行するということは、目の異常に気づいた段階で対応できれば早期発見につながるということです。両眼の急性結膜炎(結膜の充血、目やに、まぶたの腫れ、目が開けづらい、目の痛み)が現れたときには、皮膚や粘膜の異常とともに注意してください。
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【(1)正しい ―― 皮膚粘膜眼症候群の症状】 皮膚粘膜眼症候群は、38度以上の高熱を伴って、発疹・発赤、火傷様の水疱等の激しい症状が比較的短時間のうちに全身の皮膚、口、眼等の粘膜に現れる病態です。別名をスティーブンス・ジョンソン症候群といいます。 【(2)正しい ―― 両者の関係】 中毒性表皮壊死融解症は、皮膚粘膜眼症候群と関連のある病態と考えられており、中毒性表皮壊死融解症の症例の多くが皮膚粘膜眼症候群の進展型とみられます。中毒性表皮壊死融解症の別名はライエル症候群です。 皮膚粘膜眼症候群 …… スティーブンス・ジョンソン症候群 中毒性表皮壊死融解症 …… ライエル症候群。 全身の10パーセント以上に火傷様の水疱、皮膚の剥離、びらん等が認められる 【(3)正しい ―― 重篤性】 どちらも、一旦発症すると多臓器障害の合併症等により致命的な転帰をたどることがあり、また、皮膚症状が軽快した後も眼や呼吸器等に障害が残ったりする重篤な疾患です。 【(5)正しい ―― 発症までの期間】 どちらも、原因医薬品の使用開始後2週間以内に発症することが多いのですが、1か月以上経ってから起こることもあります。「長く使っているから大丈夫」とは言えません。 【発症の予測は困難です】 発症機序の詳細は不明であり、発症の可能性がある医薬品の種類も多いため、発症の予測は極めて困難です。だからこそ、異変が起きたら早期に使用を中止して受診することが唯一の対策になります。

出典:登録販売者試験 令和5年度(愛媛県 公表問題)出典元ページ

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