次の成分を含むかぜ薬に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。…
主な医薬品とその作用 第63問
次の成分を含むかぜ薬に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。6カプセル中(成人1日量)アセトアミノフェン 500mgエテンザミド 400mgd-クロルフェニラミンマレイン酸塩 7.5mgdl-メチルエフェドリン塩酸塩 40mg無水カフェイン 120mga 本剤には、サリチル酸系解熱鎮痛成分が含まれている。b 本剤には、鼻汁分泌やくしゃみを抑えることを目的として抗ヒスタミン成分が配合されている。c アセトアミノフェンは、中枢における解熱・鎮痛作用と併せて、末梢における抗炎症作用も期待できる。d dl-メチルエフェドリン塩酸塩は、自律神経系を介さずに気管支の平滑筋に直接作用して弛緩させ、気管支を拡張させる。
- (1)(a,b)
- (2)(a,c)
- (3)(a,d)
- (4)(b,c)
- (5)(b,d)
正答 (1)
正答は (1)。正しいのは(a)(b)の2つです。
【配合成分を確認します】
アセトアミノフェン …… 解熱鎮痛成分
エテンザミド …… 解熱鎮痛成分(サリチル酸系)
d-クロルフェニラミンマレイン酸塩 …… 抗ヒスタミン成分
dl-メチルエフェドリン塩酸塩 …… アドレナリン作動成分
無水カフェイン …… カフェイン
なお、この組み合わせはアセトアミノフェン、カフェイン、エテンザミドを含むACE処方にあたります。
【(a)正しい ―― サリチル酸系が含まれます】
エテンザミドはサリチル酸系の解熱鎮痛成分です。したがって、15歳未満の小児で水痘(水疱瘡)またはインフルエンザにかかっている場合には、ライ症候群の発生との関連が示唆されているため使用を避ける必要があります。
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サリチル酸系 …… アスピリン、アスピリンアルミニウム、サザピリン、サリチル酸ナトリウム、エテンザミド、サリチルアミド
【(b)正しい ―― 抗ヒスタミン成分の目的】
d-クロルフェニラミンマレイン酸塩は、鼻汁分泌やくしゃみを抑えることを目的として配合されています。かぜのときのくしゃみや鼻水はヒスタミンの働きによるものですので、それを抑える成分が用いられます。副作用として眠気が現れますので、服用後は乗物や機械類の運転操作を避ける必要があります。
【(c)が誤り ―― 末梢の抗炎症作用は期待できません】
アセトアミノフェンは、主として中枢作用によって解熱・鎮痛をもたらしますが、末梢における抗炎症作用はほとんど期待できません。そのため、炎症を伴う痛みよりも、発熱や頭痛への使用に向いています。そのぶん胃腸障害は比較的少なく、空腹時に服用できる製品もあります。ただし、重篤な副作用として肝機能障害があり、定められた用量を超えないこと、アルコールと併用しないことが重要です。
【(d)が誤り ―― 交感神経系を介して作用します】
dl-メチルエフェドリン塩酸塩は、交感神経系を刺激することによって気管支を拡張させるアドレナリン作動成分です。「自律神経系を介さずに気管支の平滑筋に直接作用して弛緩させる」のは、ジプロフィリンなどのキサンチン系成分の作用の仕方です。
アドレナリン作動成分 …… 交感神経系を刺激して気管支を拡張
キサンチン系成分 …… 自律神経系を介さずに気管支の平滑筋に直接作用して弛緩させる
なお、アドレナリン作動成分は、心臓病、高血圧、糖尿病、甲状腺機能障害の診断を受けた人では注意が必要です。
出典:登録販売者試験 令和5年度(愛媛県 公表問題)出典元ページ
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