口腔咽喉薬及びうがい薬(含嗽薬)の配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。…

主な医薬品とその作用 第70問

口腔咽喉薬及びうがい薬(含嗽薬)の配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。a 炎症を生じた粘膜組織の修復を促す作用を期待して、グリセリンが配合されている場合がある。b 声がれ、喉の荒れ、喉の不快感、喉の痛み又は喉の腫れの症状を鎮めることを目的として、グリチルリチン酸二カリウムが配合されている場合がある。c クロルヘキシジングルコン酸塩は、低刺激性の殺菌消毒成分であるため、口腔内に傷がある人でも使用することができる。d 妊娠中に摂取されたヨウ素の一部は血液-胎盤関門を通過して胎児に移行するため、ヨウ素系殺菌消毒成分を長期間にわたって大量に使用した場合には、胎児にヨウ素の過剰摂取による甲状腺機能障害を生じるおそれがある。

正答 (1)
正答は (1)。(b)(d)が正しく、(a)(c)が誤りです。 【(a)が誤り ―― グリセリンは粘膜の保護です】 グリセリンは、喉の粘膜を刺激から保護することを目的として配合されます。炎症を生じた粘膜組織の修復を促す目的で配合されるのは、アズレンスルホン酸ナトリウム(水溶性アズレン)です。 【口腔咽喉薬・含嗽薬の配合成分】 抗炎症成分 …… グリチルリチン酸二カリウム、トラネキサム酸。 声がれ、喉の荒れ、喉の不快感、喉の痛み、喉の腫れを鎮める 組織修復成分 …… アズレンスルホン酸ナトリウム
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殺菌消毒成分 …… セチルピリジニウム塩化物、デカリニウム塩化物、ベンゼトニウム塩化物、クロルヘキシジングルコン酸塩、ポビドンヨード、ヨウ化カリウム、ヨウ素 局所保護成分 …… グリセリン 抗ヒスタミン成分 …… クロルフェニラミンマレイン酸塩。咽頭の粘膜に付着したアレルゲンによる喉の不快感等の症状を鎮める目的で配合される 【(b)正しい ―― グリチルリチン酸二カリウム】 声がれ、喉の荒れ、喉の不快感、喉の痛みまたは喉の腫れの症状を鎮めることを目的として、グリチルリチン酸二カリウムが配合されている場合があります。抗炎症成分です。なお、グリチルリチン酸については偽アルドステロン症に注意が必要で、1日最大服用量がグリチルリチン酸として40ミリグラム以上となる製品では長期連用を避けます。 【(c)が誤り ―― 口腔内に傷がある人は使用を避けます】 クロルヘキシジングルコン酸塩が配合された含嗽薬等については、口腔内に傷やひどいただれのある人では強い刺激を生じるおそれがあるため、使用を避ける必要があります。「低刺激性であるため使用できる」という記述が誤りです。また、クロルヘキシジングルコン酸塩やクロルヘキシジン塩酸塩は、まれにショック(アナフィラキシー)を生じることがあります。 【(d)正しい ―― ヨウ素と胎児への影響】 妊娠中に摂取されたヨウ素の一部は血液-胎盤関門を通過して胎児に移行するため、ヨウ素系殺菌消毒成分を長期間にわたって大量に使用した場合には、胎児にヨウ素の過剰摂取による甲状腺機能障害を生じるおそれがあります。 【ヨウ素系殺菌消毒成分の注意点】 甲状腺疾患の診断を受けた人 …… 甲状腺におけるホルモン産生に影響を及ぼすおそれ ビタミンC等 …… 反応して殺菌作用が低下する。 レモン汁やお茶などを摂取した直後の使用は避ける 銀を含む歯科材料 …… 変色することがある まれにショック(アナフィラキシー)を生じることがある

出典:登録販売者試験 令和5年度(愛媛県 公表問題)出典元ページ

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