一般用医薬品の添付文書における「使用上の注意」の記載に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。…

医薬品の適正使用と安全対策 第113問

一般用医薬品の添付文書における「使用上の注意」の記載に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。a アミノ安息香酸エチルは、メトヘモグロビン血症を起こすおそれがあるため、「6歳未満の小児」には使用しないこととされている。b エチニルエストラジオールは、妊娠中の女性ホルモン成分の摂取によって、胎児の先天性異常の発生が報告されているため、「妊婦又は妊娠していると思われる人」には使用しないこととされている。c 芍薬甘草湯は、鬱血性心不全の副作用が現れることがあるため、「症状があるときのみの服用にとどめ、連用しないこと」とされている。d ロペラミド塩酸塩は、眠気等を生じるおそれがあるため、「服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないこと」とされている。

正答 (5)
正答は (5)。(a)(b)(c)(d)のすべてが正しい記述です。 【(a)正しい ―― アミノ安息香酸エチルは6歳未満に使用しない】 アミノ安息香酸エチルは局所麻酔成分で、メトヘモグロビン血症を起こすおそれがあるため、6歳未満の小児には使用しないこととされています。  メトヘモグロビン血症  赤血球のヘモグロビンが酸素を運べない形(メトヘモグロビン)に  変化してしまい、酸素の運搬能力が低下する状態  症状はチアノーゼ(皮膚や唇が青紫色になる)、  頭痛、めまい、失神など  6歳未満という年齢は、この成分に特有の数値です。
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 15歳未満(アスピリン、イブプロフェン等)、12歳未満(コデイン類)と混同しないようにしてください 【(b)正しい ―― エチニルエストラジオールと妊婦】 エチニルエストラジオール、エストラジオールなどの女性ホルモン成分は、妊娠中の女性ホルモン成分の摂取によって、胎児の先天性異常の発生が報告されているため、妊婦または妊娠していると思われる人には使用しないこととされています。 【(c)正しい ―― 芍薬甘草湯の連用制限】 芍薬甘草湯は、体力に関わらず使用でき、筋肉の急激な痙攣を伴う痛みのあるもののこむらがえり、筋肉の痙攣、腹痛、腰痛に適すとされる漢方処方製剤です。鬱血性心不全や心室頻拍の副作用が現れることがあるため、症状があるときのみの服用にとどめ、連用しないこととされています。  あわせて押さえること  芍薬甘草湯はカンゾウを含み、その含有量が多いため、  偽アルドステロン症を生じやすい  心臓病の診断を受けた人は使用しないこととされている  動悸、息切れ等の症状が現れたときは、直ちに使用を中止して  医師の診療を受けるよう説明してください 【(d)正しい ―― ロペラミド塩酸塩と運転操作】 ロペラミド塩酸塩は止瀉成分で、食べすぎ・飲みすぎによる下痢、寝冷えによる下痢の症状に用いられます。眠気やめまい等を生じるおそれがあるため、服用後、乗物または機械類の運転操作をしないこととされています。  ロペラミド塩酸塩の注意点をまとめて15歳未満の小児には適用がない  過度に使用すると便秘を引き起こすことがある  食あたりや水あたりによる下痢については適用対象ではない  (細菌性の下痢では、かえって症状を悪化させるおそれがある)  中枢神経系を抑制する作用があり、  アルコールとの併用は避ける  まれに重篤な副作用としてイレウス様症状(腸閉塞様症状)、  ショック、皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死融解症を生じる 下痢が続く場合や、発熱を伴う下痢の場合には、自己判断で止めずに医療機関を受診するよう勧めてください。

出典:登録販売者試験 令和3年度(北海道 公表問題)出典元ページ

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