かぜの症状緩和に用いられる漢方処方製剤に関する記述について、正しいものの組合せを一つ選べ。…

主な医薬品とその作用 第24問

かぜの症状緩和に用いられる漢方処方製剤に関する記述について、正しいものの組合せを一つ選べ。a 葛根湯は、体の虚弱な人でも感冒の初期であれば、子どもから大人までだれにでも適している。b 麻黄湯は、かぜの後期の諸症状に適している。c 桂枝湯は、体力虚弱で、汗が出るもののかぜの初期に用いられる。d 小青竜湯は、体力中等度又はやや虚弱で、うすい水様の痰を伴う咳や鼻水が出るものの気管支炎、鼻炎等に用いられる。

正答 (4)
正答は (4)。正しいのは(c)(d)の2つです。 【かぜに用いる漢方処方製剤は「体力」で仕分ける】 この分野は、処方名と「体力」の表現をひもづけて覚えるのが近道です。  葛根湯 …… 体力中等度以上。感冒の初期(汗をかいていないもの)  麻黄湯 …… 体力充実。かぜのひきはじめで、さむけ、発熱、身体のふしぶしが痛いもの  桂枝湯 …… 体力虚弱で、汗が出るもののかぜの初期  小青竜湯 …… 体力中等度又はやや虚弱。うすい水様の痰を伴う咳や鼻水  香蘇散 …… 体力虚弱で、神経過敏、胃腸の弱いもののかぜの初期
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【(a)が誤り ―― 葛根湯は虚弱な人には向かない】 葛根湯は体力中等度以上の人に用いるもので、体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)には不向きとされています。「だれにでも適している」という言い切りは、漢方処方製剤の説明としてまず誤りです。また、まれに重篤な副作用として肝機能障害、偽アルドステロン症を生じることが知られており、カンゾウを含むため、むくみのある人には注意が必要です。 【(b)が誤り ―― 麻黄湯は「ひきはじめ」】 麻黄湯は、かぜのひきはじめに用いるものです。「かぜの後期の諸症状」は誤りです。ちなみに、かぜの後期の諸症状に適するとされるのは柴胡桂枝湯です。麻黄湯はマオウを含み、体力虚弱な人や胃腸の弱い人、発汗傾向の著しい人には不向きとされています。 【(c)正しい ―― 桂枝湯は「汗が出る」がしるし】 桂枝湯は、体力虚弱で、汗が出るもののかぜの初期に用いられます。葛根湯や麻黄湯が「汗をかいていない」段階で使うのに対し、桂枝湯はすでに汗が出ている人向け、という対比で覚えると忘れません。 【(d)正しい ―― 小青竜湯は水っぽい症状に】 小青竜湯は、体力中等度又はやや虚弱で、うすい水様の痰を伴う咳や鼻水が出るものの気管支炎、鼻炎、アレルギー性鼻炎などに用いられます。マオウとカンゾウの両方を含むため、胃腸の弱い人、発汗傾向の著しい人には不向きで、偽アルドステロン症にも注意が必要です。

出典:登録販売者試験 令和元年度(関西広域連合 公表問題)出典元ページ

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