かぜ薬に関する記述について、正しいものを一つ選べ。…

主な医薬品とその作用 第21問

かぜ薬に関する記述について、正しいものを一つ選べ。

正答 (5)
正答は (5)。正しいのは選択肢5です。 【選択肢5が正しい ―― マオウはアドレナリン作動成分】 かぜ薬に配合される生薬成分であるマオウは、プソイドエフェドリン塩酸塩と同様の作用を示します。 マオウはエフェドリンを含む生薬で、アドレナリン作動成分と同じ働きをします。  気管支を拡張させる(鎮咳去痰作用)  鼻粘膜の血管を収縮させる(鼻づまりの緩和)  発汗を促す そのため、注意すべき点も共通です。  心臓病、高血圧、糖尿病、甲状腺機能障害の診断を受けた人は   症状を悪化させるおそれがある
解説の続きをみる続きを閉じる
 中枢神経系への刺激作用があり、依存性がある  前立腺肥大による排尿困難がある人では症状を悪化させる 【選択肢1が誤り ―― ウイルスを抑える作用はない】 かぜ薬(総合感冒薬)は、かぜの諸症状の緩和を目的とするものであり、原因となるウイルスの増殖を抑えたり、ウイルスを体内から除去したりするものではありません。 あくまで対症療法薬です。かぜの約8割はウイルスの感染が原因ですが、それを直接やっつける薬ではない、という点が重要です。 【選択肢2が誤り ―― インフルエンザはウイルス感染症】 インフルエンザ(流行性感冒)は、インフルエンザウイルスによる呼吸器感染症です。インフルエンザ菌ではありません。 紛らわしいのですが、「インフルエンザ菌」というのはまったく別の細菌の名前です。かぜとの違いとしては、インフルエンザは感染力が強く、また、重症化しやすいため、かぜとは区別して扱われる点が重要です。 【選択肢3が誤り ―― 症状が一つなら成分も絞る】 かぜ薬を選択する場合、症状が一つの場合には、その症状に合った成分のみが配合された医薬品が選択されることが望ましいとされています。 不要な成分を摂れば、その分だけ副作用のリスクが増えるだけだからです。「できる限り多くの症状に対する成分が配合されているもの」を選ぶ、という記述は正反対です。 【選択肢4が誤り ―― 成分の分類が違う】 かぜ薬に配合される解熱鎮痛成分としては、アスピリン、サリチルアミド、エテンザミド、アセトアミノフェン、イブプロフェン、イソプロピルアンチピリンなどがあります。 設問に挙がっているもののうち、  アスピリン …… 解熱鎮痛成分(正しい)  グアイフェネシン …… 去痰成分  カッコン(葛根) …… 生薬成分(解熱、鎮痙) グアイフェネシンとカッコンは解熱鎮痛成分ではありません。薬効群の分類を混ぜ込むのは、この科目の定番の作り方です。

出典:登録販売者試験 令和2年度(関西広域連合 公表問題)出典元ページ

最終更新日

この回を通しで解く この分野を年度横断で解く

「主な医薬品とその作用」のほかの問題

  1. 令和元年度 第41問月経不順などの婦人薬として用いられる漢方処方製剤について、正しいものの組合せを一つ選べ。
  2. 令和3年度 第48問皮膚に用いる薬に関する記述について、正しいものの組合せを一つ選べ。
  3. 令和4年度 第54問ビタミン主薬製剤に配合されるビタミン成分のうち、次の記述にあてはまる最も適切なものを一つ
  4. 令和5年度 第60問尿糖・尿タンパク検査薬に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
  5. 令和7年度 第26問次の記述にあてはまる漢方処方製剤として、最も適切なものを選べ。
  6. 令和8年度 第32問咳止めや痰を出しやすくする目的で用いられる漢方処方製剤のうち、マオウを含むものの組合せを

問題文・解答の修正依頼

スポンサーリンク