生物由来製品に関する次の記述について、医薬品医療機器等法第2条第10項に照らし、( )の中に入れるべき字句の正しい組合…
薬事に関する法規と制度 第8問
生物由来製品に関する次の記述について、医薬品医療機器等法第2条第10項に照らし、( )の中に入れるべき字句の正しい組合せはどれか。「生物由来製品」とは、人その他の生物(( a )を除く。)に由来するものを原料又は材料として製造をされる医薬品、医薬部外品、( b )のうち、保健衛生上特別の注意を要するものとして、厚生労働大臣が( c )の意見を聴いて指定するものをいう。
- (1)a: 植物 b: 化粧品又は医療機器 c: 薬事審議会
- (2)a: 細菌 b: 化粧品又は再生医療等製品 c: 薬事審議会
- (3)a: 細菌 b: 化粧品又は医療機器 c: 薬事審議会
- (4)a: 植物 b: 化粧品又は再生医療等製品 c: 医道審議会
- (5)a: 細菌 b: 化粧品又は医療機器 c: 医道審議会
正答 (1)
正答は (1)。
生物由来製品の定義は、括弧の中身が3か所とも決まった語で、そのまま穴埋めになります。ひとつずつ確認します。
【(a)は「植物」】
条文は「人その他の生物(植物を除く。)に由来するもの」です。植物由来のものは生物由来製品から外れます。
生物由来製品が特別に区分されている理由は、ウイルスなどの病原体が人から人へ伝播するリスクにあります。植物由来の原料にはそうした感染のおそれが想定しにくいため、除かれていると理解すると腑に落ちるはずです。「細菌」を除く、ではありません。
【(b)は「化粧品又は医療機器」】
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条文が並べるのは「医薬品、医薬部外品、化粧品又は医療機器」です。再生医療等製品は入りません。再生医療等製品には、生物由来製品とは別に「指定再生医療等製品」という枠組みが用意されているためです。
第1条では「医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器及び再生医療等製品」と5つ並ぶのに、生物由来製品の定義では再生医療等製品が抜ける、という対比が狙われます。
【(c)は「薬事審議会」】
厚生労働大臣が薬事審議会の意見を聴いて指定します。選択肢の「医道審議会」は医師・歯科医師の行政処分などを扱う別の審議会で、ここには登場しません。
【現状の押さえどころ】
現在のところ、一般用医薬品・要指導医薬品で生物由来製品に指定されたものはありません。
生物由来製品による感染等被害救済制度は、生物由来製品を適正に使用したにもかかわらず感染等による健康被害が生じた場合を対象とします。
保健衛生上特別の注意を要するものだけが指定される、つまり生物由来の原料を使っていれば自動的に生物由来製品になるわけではない、という点も確認しておいてください。
出典:登録販売者試験 令和6年度(群馬県 公表問題)出典元ページ
最終更新日
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