目に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。…

人体の働きと医薬品 第48問

目に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。a 水晶体は、その周りを囲んでいる毛様体の収縮及び弛緩によって、遠くの物を見るときには丸く厚みが増し、近くの物を見るときには扁平になる。b 透明な角膜や水晶体には血管が通っておらず、組織液(房水)によって栄養分や酸素が供給されている。c 結膜の充血は、白目の部分だけが赤くなり、眼瞼(まぶた)の裏側は赤くならないという特徴がある。d 眼筋は、眼球を上下左右斜めの各方向に向けるため、眼球側面の強膜に6本つながっている。

正答 (4)
正答は (4)。正しいのは(b)と(d)です。 【(a)が誤り ―― 遠近が逆】 水晶体は、その周りを囲んでいる毛様体の収縮および弛緩によって、近くの物を見るときには丸く厚みが増し、遠くの物を見るときには扁平になります。設問は遠近が入れ替わっています。 仕組みを理解しておきましょう。 近くを見るとき  毛様体が収縮 → 水晶体を吊り下げている毛様体小帯が緩む → 水晶体が自らの弾力で丸く厚くなる 遠くを見るとき  毛様体が弛緩 → 毛様体小帯が引っ張られる → 水晶体が扁平になる
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近くの物を見るときはレンズを分厚くする、というのは虫眼鏡を思い浮かべれば納得できます。 水晶体は、その周りを囲んでいる毛様体の収縮・弛緩によって、近くの物を見るときには丸く厚みが増し、遠くの物を見るときには扁平になるという記述が手引きどおりです。 ネオスチグミンメチル硫酸塩が「目の調節機能を改善する」のは、この毛様体の働きに関わるアセチルコリンの分解を抑えるためです。 【(b)正しい ―― 角膜と水晶体には血管がない】 透明な角膜や水晶体には血管が通っておらず、組織液(房水)によって栄養分や酸素が供給されています。 血管があると光を遮ってしまうため、透明を保つには血管を通せないのです。理由まで理解しておくと忘れません。 房水が、その代わりに栄養と酸素を運びます。房水の出入りのバランスが崩れると眼圧が上昇し、緑内障の原因になります。 【(c)が誤り ―― 結膜が充血すると裏側も赤くなる】 結膜の充血では、白目の部分だけでなく、眼瞼(まぶた)の裏側も赤くなります。「赤くならない」とする設問は誤りです。 対比して覚えてください。 結膜の充血  白目の部分と、眼瞼の裏側の両方が赤くなる 強膜の充血  眼瞼の裏側は赤くならず、強膜自体が乳白色であるため、白目の部分がピンク味を帯びる 結膜はまぶたの裏側まで続いている膜ですから、充血すれば裏側も赤くなる。位置関係から導けます。 【(d)正しい ―― 眼筋は6本】 眼筋は、眼球を上下左右斜めの各方向に向けるため、眼球側面の強膜に6本つながっています。 6本という数字が問われます。 眼精疲労は、眼筋の疲労、毛様体の疲労、涙液の供給不足等によって生じます。目のかすみや充血、痛み、目やに、目の疲れなどの症状が現れます。 疲れ目  生理的な目の疲れで、十分な睡眠をとることで改善する 眼精疲労 慢性的な目の疲れに肩こり、頭痛等の全身の症状を伴う この2つの区別も出題されます。

出典:登録販売者試験 令和7年度(群馬県 公表問題)出典元ページ

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