高齢者への医薬品の使用に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。…
医薬品に共通する特性と基本的な知識 第10問
高齢者への医薬品の使用に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。a 生理機能の衰えの度合いは個人差が小さいので、年齢から副作用のリスク増大の程度を判断できる。b 高齢者によくみられる傾向として、医薬品の説明を理解するのに時間がかかる場合や、細かい文字が見えづらく、添付文書や製品表示の記載を読み取るのが難しい場合等があり、情報提供や相談対応において、特段の配慮が必要となる。c 高齢者では、手先の衰えのため医薬品を容器や包装から取り出すことが難しい場合や、医薬品の取り違えや飲み忘れを起こしやすいなどの傾向もあり、家族や周囲の人(介護関係者等)の理解や協力も含めて、医薬品の安全使用の観点からの配慮が重要となることがある。d 医薬品の使用上の注意においては、おおよその目安として75歳以上を「高齢者」としている。
- (1)a: 誤 b: 正 c: 正 d: 正
- (2)a: 正 b: 誤 c: 正 d: 誤
- (3)a: 誤 b: 正 c: 正 d: 誤
- (4)a: 正 b: 正 c: 誤 d: 誤
- (5)a: 正 b: 誤 c: 誤 d: 正
正答 (3)
正答は (3)。正しいのは(b)(c)です。
【(a)が誤り ―― 個人差は「大きい」】
高齢者では生理機能の衰えの度合いに個人差が大きく、年齢だけから副作用のリスク増大の程度を判断することはできません。暦年齢よりも、実際の飲み込みの力や腎機能、生活の状況を見て判断します。
【(b)正しい ―― 理解と視認への配慮】
説明の理解に時間がかかったり、細かい文字が読みにくかったりすることがあります。ゆっくり話す、大きな字で書いて渡すといった配慮が求められます。
【(c)正しい ―― 周囲の協力まで視野に入れる】
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包装から取り出しにくい、取り違える、飲み忘れるといった問題があり、家族や介護関係者の理解と協力も含めた配慮が重要になります。
【(d)が誤り ―― 高齢者は「65歳以上」】
医薬品の使用上の注意では、おおよその目安として65歳以上を高齢者としています。75歳以上は後期高齢者医療制度の区分であり、ここでの高齢者の目安ではありません。この2つの数字の取り違えは頻出です。
高齢者で副作用が出やすい理由 …… 肝臓や腎臓の機能が低下していると医薬品の成分の代謝・排泄が遅れ、作用が強く出やすくなります。
また嚥下障害があると誤嚥を起こしやすく、持病のための医薬品との相互作用も問題になりやすくなります。
出典:登録販売者試験 令和3年度(神奈川県 公表問題)出典元ページ
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最終更新日
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