コレステロール及びリポタンパク質に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。…

主な医薬品とその作用 第77問

コレステロール及びリポタンパク質に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。a コレステロールは、胆汁酸や副腎皮質ホルモン等の生理活性物質の産生に重要な物質であり、コレステロールの産生及び代謝は、主として腎臓で行われる。b コレステロールは水に溶けにくい物質であるため、血液中では血漿タンパク質と結合したリポタンパク質となって存在する。c 血液中の高密度リポタンパク質(HDL)が多く、低密度リポタンパク質(LDL)が少ないと、心臓病や肥満、動脈硬化症等の生活習慣病につながる危険性が高くなる。d 血漿中のリポタンパク質のバランスの乱れは、生活習慣病を生じる以前の段階では自覚症状を伴うものでないため、偶然又は生活習慣病を生じて指摘されることが多い。

正答 (4)
正答は (4)。正しいのは(b)(d)の2つです。 【(a)が誤り ―― 産生と代謝は「肝臓」で行われる】 コレステロールは、胆汁酸や副腎皮質ホルモン等の生理活性物質の産生に重要な物質で、その産生及び代謝は主として肝臓で行われます。腎臓ではありません。 コレステロールの役割 …… 細胞膜の構成成分でもあり、生体に必要な物質です。 「悪者」ではない点を押さえておいてください。 【(b)正しい ―― リポタンパク質として存在する】 コレステロールは水に溶けにくい物質であるため、血液中では血漿タンパク質と結合したリポタンパク質となって存在します。
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【(c)が誤り ―― 高密度と低密度が逆】 危険性が高くなるのは、低密度リポタンパク質(LDL)が多く、高密度リポタンパク質(HDL)が少ない場合です。設問は両者を入れ替えています。 それぞれの働き …… LDLは、コレステロールを肝臓から末梢組織へ運びます。 HDLは、末梢組織のコレステロールを取り込んで肝臓へ運びます。 末梢へ運ぶ側が増えすぎ、回収する側が減れば血管に蓄積しやすくなる、と考えると筋道が通ります。 脂質異常症の基準 …… 医療機関で測定する検査値として、LDLが140ミリグラム毎デシリットル以上、HDLが40ミリグラム毎デシリットル未満、中性脂肪が150ミリグラム毎デシリットル以上のいずれかであれば脂質異常症とされます。 【(d)正しい ―― 自覚症状がない】 血漿中のリポタンパク質のバランスの乱れは、生活習慣病を生じる以前の段階では自覚症状を伴わないため、偶然又は生活習慣病を生じて指摘されることが多くなります。

出典:登録販売者試験 令和4年度(神奈川県 公表問題)出典元ページ

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