鼻炎用点鼻薬の配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。…
主な医薬品とその作用 第83問
鼻炎用点鼻薬の配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。a フェニレフリン塩酸塩は、交感神経系を刺激して鼻粘膜を通っている血管を収縮させることにより、鼻粘膜の充血や腫れを和らげることを目的として配合されている。b クロルフェニラミンマレイン酸塩は、ヒスタミンの働きを抑えることにより、くしゃみや鼻汁等の症状を緩和することを目的として配合されている。c セチルピリジニウム塩化物は、鼻粘膜の過敏性や痛みや痒みを抑えることを目的として配合されている。d リドカインは、黄色ブドウ球菌、溶血性連鎖球菌又はカンジダ等の真菌類に対する殺菌消毒作用を示す。
- (1)a: 誤 b: 正 c: 正 d: 正
- (2)a: 正 b: 正 c: 誤 d: 正
- (3)a: 誤 b: 誤 c: 正 d: 誤
- (4)a: 正 b: 正 c: 誤 d: 誤
- (5)a: 誤 b: 誤 c: 誤 d: 正
正答 (4)
正答は (4)。正しいのは(a)(b)です。
【(a)正しい ―― フェニレフリン塩酸塩】
交感神経系を刺激して鼻粘膜を通っている血管を収縮させ、鼻粘膜の充血や腫れを和らげるアドレナリン作動成分です。
重要な注意 …… 過度に使用されるとかえって鼻づまりがひどくなることがあります。
鼻粘膜の血管が反応しなくなり、二次充血を招くためです。
「効かなくなったので回数を増やす」という使い方をしないよう
必ず助言してください。
【(b)正しい ―― クロルフェニラミンマレイン酸塩】
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ヒスタミンの働きを抑えることにより、くしゃみや鼻汁等の症状を緩和する抗ヒスタミン成分です。
【(c)が誤り ―― セチルピリジニウムは殺菌消毒成分】
セチルピリジニウム塩化物は、鼻粘膜を清潔に保ち、細菌による二次感染を防止することを目的とした殺菌消毒成分です。鼻粘膜の過敏性や痛みや痒みを抑えるのは、リドカイン等の局所麻酔成分です。
【(d)が誤り ―― リドカインは局所麻酔成分】
黄色ブドウ球菌、溶血性連鎖球菌又はカンジダ等の真菌類に対する殺菌消毒作用を示すのは、ベンザルコニウム塩化物、ベンゼトニウム塩化物、セチルピリジニウム塩化物等です。設問は(c)と(d)で成分の役割を入れ替えています。
点鼻薬の基本 ……
対応範囲は急性又はアレルギー性の鼻炎及びそれに伴う副鼻腔炎であり、蓄膿症などの慢性のものは対象外です。
また、点鼻薬は局所に適用されるものですが、鼻粘膜から吸収されて全身的な影響を生じることがあります。
容器の先端が鼻に触れると雑菌が付着するため、他人と共用しないよう助言してください。
出典:登録販売者試験 令和4年度(神奈川県 公表問題)出典元ページ
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