みずむし・たむし用薬の配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。…
主な医薬品とその作用 第90問
みずむし・たむし用薬の配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。a ミコナゾール硝酸塩は、皮膚糸状菌の細胞膜を構成する成分の産生を妨げたり、細胞膜の透過性を変化させることにより、その増殖を抑える。b ブテナフィン塩酸塩は、患部を酸性にすることで、皮膚糸状菌の発育を抑える。c シクロピロクスオラミンは、皮膚糸状菌の細胞膜に作用して、その増殖・生存に必要な物質の輸送機能を妨げ、その増殖を抑える。d モクキンピ(アオイ科のムクゲの幹皮を基原とする生薬)のエキスは、皮膚糸状菌の増殖を抑える作用を期待して用いられる。
- (1)a: 正 b: 正 c: 正 d: 正
- (2)a: 正 b: 誤 c: 正 d: 正
- (3)a: 誤 b: 正 c: 誤 d: 正
- (4)a: 正 b: 誤 c: 誤 d: 誤
- (5)a: 誤 b: 正 c: 正 d: 誤
正答 (2)
正答は (2)。正しいのは(a)(c)(d)です。
【(a)正しい ―― イミダゾール系抗真菌成分】
ミコナゾール硝酸塩は、皮膚糸状菌の細胞膜を構成する成分の産生を妨げたり、細胞膜の透過性を変化させたりすることにより増殖を抑えます。
イミダゾール系の見分け方 …… 多くは語尾が「〜ゾール」です。
オキシコナゾール、ネチコナゾール、ミコナゾール、クロトリマゾール、ビホナゾール、スルコナゾール。
ある成分でかぶれたことがある人は、他のイミダゾール系成分でも起こる可能性が高いため
使用を避けるよう助言してください。
解説の続きをみる続きを閉じる
【(b)が誤り ―― これはウンデシレン酸の説明】
患部を酸性にすることで皮膚糸状菌の発育を抑えるのは、ウンデシレン酸、ウンデシレン酸亜鉛です。ブテナフィン塩酸塩は、イミダゾール系と同様に皮膚糸状菌の細胞膜を構成する成分の産生を妨げて増殖を抑えます。
【(c)正しい ―― シクロピロクスオラミン】
皮膚糸状菌の細胞膜に作用して、その増殖・生存に必要な物質の輸送機能を妨げ、増殖を抑えます。
【(d)正しい ―― モクキンピ】
アオイ科のムクゲの幹皮を基原とする生薬で、皮膚糸状菌の増殖を抑える作用を期待して用いられます。
みずむし・たむし用薬の使い方の要点 ……
湿疹とみずむしの区別が難しい場合には、自己判断で安易に治療せず医師の診療を受けることが望まれます。
湿疹に抗真菌薬を使うと、かえって悪化することがあります。
また、じゅくじゅくと湿潤している患部には軟膏又はクリームが適し、皮膚が厚く角質化している部分には液剤が適しています。
2週間位使用して症状が改善しない場合は受診を勧めてください。
なお、爪白癬や髪に生じた白癬は一般用医薬品では治療できません。
出典:登録販売者試験 令和4年度(神奈川県 公表問題)出典元ページ
この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。解説は神奈川県の見解ではありません。内容について、神奈川県へのお問い合わせはできません。
最終更新日
「主な医薬品とその作用」のほかの問題
- 令和6年度 第70問鎮咳去痰薬に配合される生薬成分及び漢方処方製剤に関する次の記述のうち、正しいものの組合せ
- 令和6年度 第96問生薬成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
- 令和7年度 第82問内用痔疾用薬及びその配合成分等に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
- 令和3年度 第68問小児の疳及び小児の疳を適応症とする生薬製剤・漢方処方製剤(小児鎮静薬)に関する次の記述の
- 令和3年度 第94問滋養強壮保健薬及びその配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
- 令和5年度 第80問循環器用薬及びその配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
スポンサーリンク

